『円でなぞられたガーデンエクステリア』
円のデザインになぞってアプローチやお庭のデザインが一体感を得ているデザイン。そして、より自然に周囲の環境と馴染むように設計しています。
アプローチは道路から玄関まで結ぶルートを選ぶのですが、円が植栽も巻き込みながらアプローチとしても成立しているのが今回のデザインで特に気に入っています。
門柱はできるだけシンプルに植栽に溶け込むように考えています。平面の構成は円になぞられ、立面構成は樹木の描く自然美を大切にしました。エントランスからお庭へと続く空間を、別の空間と分けて考えるのではなく、同じデザインで繋げてまとまりを出すことを大切にすることで、意味のあるまとまりを作り出せたと思います。
ウッドデッキの大きさは、お施主様にとって必要なサイズ。無駄に大きなものを作らないことが大切です。
お庭はデッキだけで出来上がるものではありません。そのほかの要素と相まってお庭の良さが出来上がると考えます。
補足するとすれば、デッキから伸びた手すりは腰を掛けれる高さの機能もあります。これは道路挟んだ向かいに桜並木をのんびり眺めたいというお施主さまの希望により出来上がった、お施主様だけのウッドデッキです。
植栽については少し大きなものそして、樹形の独特なものを使用しています。メンテナンスについてもお客様とも話し合いながら選定しました。予算の比重をブロック塀ではない植栽へシフトすることが今回の案件では大切ではないかと判断しました。
きっと長きにわたりご家族に大切に育てていただけると、打ち合わせを通じて感じるところがありました。