春めいた日。観葉植物の日向ぼっこ

Blog春めいた日。観葉植物の日向ぼっこ2016/03/05

今日は、関西ではほんわか暖かな日差しが降り注いでいます。もうすぐ春かなと感じさせます。今年の冬は暖冬といわれながらも急に豪雪。。。変な冬でした。

ちらほら季節よりも早く花が咲いて居たり、こちらの庭ではハクサンボク(開花期4から5月)がなんだか咲きそうな感じです。

お店のドアを空けても寒くないこんな日は、ちょくちょく店内の観葉植物を外に出してあげたくなります。。寒い冬は外に出せず、窓辺の光しか浴びていないので久しく風にも揺られていないでしょう。

たまーに出してあげると、柔らかい日差しに照らされて、柔らかい風にゆられてとても気持ちよさそうに感じます。

左の写真は手前から、シュガーバイン(Parthenocissus sugarvine ブドウ科)、ぺぺロミア(Peperomia glabella  コショウ科)、ポトス(Epipremnum aureum サトイモ科)の順で並んでます。。開店当初から2年間育てています。ぺぺロミアは光を好むので、暗い店内では徒長気味に育っています。去年の冬で一時寒さで枯れそうにな
りましたが何とか復活しています。

植物は光によって光合成を行いエネルギーを作ります。薄暗い室内にある場合は週に1回位は外に出してあげるだけでも生育に違いが出てくるでしょう。また光量が足りていないと徒長(葉と葉の間の節間が伸びて育つ)して軟弱に育ちます。

また風。案外知られていないかもしれませんが、植物は風に揺られることで組織を強く、根をしっかり張ろうとします。ビニールハウスで育てられた植物は風に当たらないため組織は柔らかく軟弱になります。野菜の場合は堅くならず柔らかくて美味しいのかもしれません。花壇苗においてはハウス内で育てた後、出荷前の1週間でハードニングと呼ばれますが一旦、外気に触れさせてから出荷します。こうすることで店先での痛みが少なくなりますし、何よりもお客さんの手もとでシナシナになってグタッとならないようになります。たった1週間でもハードニングしたものとそうでないものは株の締り方が違います。

左の写真は開店時に知人からのいただきものです。クッソニア(Cussonia spicata ウコギ科) ちょっと珍しい部類になりますが、比較的強いです。ウコギ科だから耐陰性もあるようです。

屋外に出す際、少し気を付けないといけないのが、強すぎる日差しにいきなり当てない事です。葉の組織から何から日陰に順応しているのでいきなり強い日差しを当てると焼けた様に白くなったりクタッとなることがあります。直射日光でなくてもいいと思いますので午前中だけとか、少し陰が混じる程度のほうが安全です。真夏の日差しは強すぎますが、春先の柔らかい光なら大丈夫だと思います。

 

 

 

いつまでも室内にいるよりも、外気にあてて、おひさまの光を浴びることで生育を促すことになります。

こんな暖かい春めいた日には観葉植物に日向ぼっこをさせてあげてはいかがでしょうか。