ロゴマーク
世の中の会社や事業活動を行う組織において、ロゴマークは今や必須と言っても過言ではありません。文字や印にそれぞれの会社のオリジナリティを反映したものだと思います。私も今の事業を始める時にロゴマークを作りました。
ロゴマークは自分で考えることもありますが、ロゴマーク等のデザインを請け負ってくれる会社も多数存在します。そう言った会社には独自のノウハウがあるのだと思いますが、私は自分で考えることを選びました。このロゴマークがどうやって出来上がっていったかを、つらつら書き綴ってみたいと思います。
ロゴマークが出来るまでですが、ロゴマークを作ることが先ではなくて、事業コンセプト(何のためにその事業をするのか)を考えることがまず取り組んだことでした。
私たちの屋号はCO-DE GREEN(コードグリーン)
これは少し前に流行ったドラマのコードブルーとは何の関係もありません(笑)。この名称は造語であって、以下の言葉を組み合わせて出来たものです。
①Coodinate(コーディネート)・・・物事の間にたって調整すること、間をまとめること。色・形・材質をうまく組み合わせて、全体の調和をはかること。
②Cooperate(コーポレート)・・・協力する、協同する。働きあって~する。
③Community(コミュニティ)・・・地域社会、自主的な共同生活、共属意識が形成されている場合は共同体
④GREEN・・・グリーン、植物、緑化、樹木、草花、緑空間
これらの文字を次のようにつなげて
CO(Coordinate/Cooperate/Community) ― DE(Design) With GREEN できた名称が『CO-DE GREEN』となったわけです。
さらに蘊蓄をつらつら書くと、
「私たちの使命は、周辺環境を理解した上で、あらゆる物事や素材を用いて、生活者の暮らしを豊かにするためにコーディネートすることであり、単なるモノづくりとは違う提案型の活動です。そしてその活動は私たちだけで達成されるものではなく、作り手(職方)は勿論、創られた空間を活用するクライアント(依頼者)の相互の協力関係なくしては、維持できないということを理解し、果ては同じ価値観をもった人々が集まって、互いに影響し合い、緑豊かな暮らしの中で心優しい人間の集まりを創り出すことです。」
以上のように、なかなか偉そうな事となってますが、そんな思いを持って事業を始めました。この思いを表現するためのロゴマークを考えたいと始めました。
まずとりかかったのは、ノートに思うがままにマークを書き始めること。
最初は、植物に対する思いが偏っていたのか、植物(芽生え)をモチーフにしてたように思います。(5年前のことなので思い出してます)
なんとなくビミョーに恥ずかしいのですが、思い切ってノートの落書きを公開しました。今のマークと全く違うものだったので、思い返せば面白いです。もともと曲線とか円が好きでお庭や外構のデザインにも取り入れてますが、それが現れてたと思います。
次は、いかにもマークらしい四角のマークを使ってあれやこれや模索している様子がわかります。結局この時点では形の組み合わせをいろいろやってるだけで、もともとのコンセプトを表現しきれていないような気がします。
この頃から、気持ちが整理されてきて、何を表現したいのかが少しずつ見えてきたころです。もともとコーディネートすることが仕事だと思っていましたので、自分たちが使う事象や素材をどうしたら美しく、使いやすくすることが出来るのかをマークで表そうとしてき始めたころです。
お庭では石積みをすることがあります。いつまでもすたれることが無く味わい深い素材「石」
石積みを使って「樹木」を表現し始めたのが画像の一部からわかります。。でもなんか固い石でしかありません。
そろそろ見えてきたのがこの画像のころです。あまり迷うことが無く、ノートの上に規則正しく並んでるのをみると、四角の形はゆるぎないものになっていたみたいです。石積みと植物をどう表現するかをズブズブ考えていたと思います。このころにマークを通してみる向こう側の景色をイメージし始めていたと思います。