外構の中でガレージの目地にタマリュウを植栽している例は多数あります。狭いスペースでも丈夫に育つタマリュウですが、育ちすぎるとお手入れなしでは放ってはおけません。今回の事例は、お客様のメンテナンスでタマリュウの株分けをした実況報告です。
目地に植栽したタマリュウですが、育ちすぎると足を取られるほどに盛り上がってしまいます。放っておく訳にもいかない場合には株分けという方法で育ちすぎた株を制御することができます。
とにもかくにも、タマリュウを目地から取り除きます。根が張っている場合は結構力のいる作業になります。スコップでは間に合わないでしょう。⛏つるはしの小型のものが使いやすいですが、土に突き刺して根ごと掘り出していきます。
株分けが可能な植物は掘り起こした株の根元をみて判断できます。タマリュウのように一つの個体がいくつも重なり合って密集して育つような植物は株分けができます。一つの茎から分枝して別れている場合は株分けができない植物になります。タマリュウは写真でみても株分けできそうのなのがわかります。株分け作業にはよく切れるハサミが必要になります。引きちぎって分けると植物へのダメージが大きく、回復も遅いので、鋭利な刃物で切り分けていくようにしましょう。つながっていた株を分割していきます。
手入れしてから1か月半経過した様子です。株は少しずつ生長を始めていました。込み合った状態から少し余裕ができてスッキリしましたね。
さて、もう一つの方法で目地のタマリュウのお手入れをしてみましょう。どうしても株を引き抜けないような場合は、そのまま刈り込んでみてもいいでしょう。私も今回が初めてでしたので記録を残すようにしました。