秋冬の草花で寄せリースを

Blog秋冬の草花で寄せリースを2018/01/21

秋冬の草花を使って素敵なリースを作ってみましょう。クリスマスシーズンにはクリスマス用の飾りとして、目をひくこと間違いないでしょう。

リースの基本となる器を準備してください。今回使ったのは既製品で専用のものを使いました。園芸店やインターネットでもてに入ります値段は1000円前後で手に入ります。写真のものでおおよそ1200円です。

まずは苗を準備しますが、これが難しいところです。ポイントを以下にまとめました。

①壁にかけたりする場合、背の低い植物が向いています。

②色の系統を考えます。

→赤系?黄色系?青系?赤&ピンク系?黄色&緑系?青&紫系?など組み合わせはたくさんありますが、メインの色をどれにするかあらかじめ決めましょう。そうするとお店で選ぶ際に選びやすいでしょう。

③リーフプランツ(葉がきれいな植物)を必ずいれましょう。

→お花ばかりで構成するのも良しですが、葉っぱをうまく使うことでセンス良く仕上がります。このとき、シルバーリーフが使いやすく、きれいに仕上がりますので是非取り入れてください。

④植物の個性に着目してそれぞれのよさを引き出そう。

→例えば「大きい丸いお花の隣には小さい花のものを」、「細い葉っぱのとなりには丸い葉っぱやギザギザの葉っぱのものを」などというように似かよったものよりもすこし特徴が違うものを選ぶと個性が引き立て会うことが多いです。

 

植え付けていく場合、優しくポットから取り出して、余分な土を落としてあげます。根っこがびっしり回っている場合はハサミも必要かもしれません。引きちぎるよりはハサミできってあげるようにします。

ポットから取り出したときの土の肩の部分を落とします。リースの型にはいるように調整が必要になります。

先ほどお話したように、隣り合う植物の違いに着目して並べていきます。今回はプリムラ ジュリアンをメインにして黄色~白+シルバーリーフでアレンジしました。プリムラの大きな花に対してスイートアリッサムの小さな花が名脇役の組み合わせです。

別のポイントとしてプリムラの厚く丸い葉の横に小さめの葉っぱのものやギザギザした葉をあわせています。違いが良くわかりますね。

植物の選択以外で大事なことは、用土をしっかり充填することです。

①できるだけ多くの土をいれます(過剰に押し込むのはダメですが)

②隙間を残さないよう、道具をつかって丁寧に土をいれます。(隙間があると植物の根が乾きやすくなります。また水をあげたときに隙間ばかりに水が集まり、灌水にムラが出やすいです。)

どちらにしても長くきれいに咲かせるにはクリアしたい内容です。

リースについている側面のネットも盛り上がるぐらい土をしっかりいれましょう。この作業がしっかりできていないと、植物の根っこが延びる場所が少ないことで十分に生育できないことになりますし、お水が切れやすくなりますし、肥料分も土にとどまらずに元気に育ててたくさん花を咲かせることができません。

リーフプランツを植え込む際にポイントです。写真は斑入のヤブコウジです。ポット苗には株が別れるものがいくつかあります。勿論別れないものや、無理に分けると痛むものもありますので注意が必要です。ポットからだして根元を見たときに、分けることのできる植物とそうでないものは何となくわかります。

もし分けれたら1ポットあれば数ヵ所に植えることができてお得ですね。またコンパクトにできると小さい鉢への植栽にはうまくまとめることができます。

お花を目立たせたいのに脇役の葉っぱのボリュームが大きいのはスケールアウトな感じになります。

そんなこんなでリースが出来上がりました。いかがですか?

色の系統を黄色~黄緑~白+シルバーリーフとしてまとめました。

シルバーリーフや白はどの色似も合わせやすいのでおすすめです。

同じように別の色の系統で作ってみました。赤~ピンク~白+シルバーリーフで作るとこれまたいい感じにできます。

葉牡丹とビオラが主役のウィンターリースです。

葉牡丹は大きなものが本来ですが最近は手のひらサイズのものが売られています。葉の縮れ具合にもいろいろあるので面白いです。これもまた隣り合う植物の個性を殺さないように気をつけています。

<管理について>

お手いれなくしてきれいな花をさかせつづけることはできません。

以下の点は必ずやっておきましょう。

k①花ガラをこまめにとりましょう。(花ガラを放置することで次の花が咲きにくくなったり、カビの原因になります)

②リースの重さを覚えて、水を切らさないようにしましょう。(リース型の寄せ植えは非常に乾きやすいので注意が必要。乾きを放置しておくと勿論生育に影響しますし、葉が黄色くなってきます。乾くことで肥料を吸収できないのです)

ずっしり重い場合は水やりができている証拠。バケツなどの容器に水を張って数分つけておくような水やり方法もおすすめです。

③肥料を切らさないようにしましょう。

これは植え込む時に使う土にあらかじめいれておく元肥と後に与える追肥の二つがあります。元肥のおすすめはマグァンプKという肥料がよいです。肥効が長く必要な分が植物に吸収されます。

追肥はハイポネックス液肥がおすすめです。500倍に希釈して10日に1回お水やりのように与えましょう。1~2月の厳寒期は与えなくてもいいですが、思い出したときに1000倍程度の薄い濃度で与えておくことをおすすめします。

 

植物のアレンジはこれが正解というのもなく、他にもポイントがたくさんありますが、今回のポイントは簡単で仕上がりも良くなるので是非チャレンジしてみてください!