先日、LIXILの営業さんが2名お店に来られました。先日のblogにも書いたキャンペーンの件と、販促物の提案でした。持ってこられたのがこの本「自然浴生活BOOK」。
メーカーさんのカタログはパンフレットは商品紹介が主ですが、この本はほとんど商品の紹介はありません。面白いですね。どんな内容か少し紹介します。
LIXIL(旧東洋エクステリア)が積極的に提案してるのが、自然浴生活。サンルームや日除け、ウッドデッキなどの内と外をつなぐ商品群。お庭での心地いい生活をもっと広めようという考えで事業を展開されています。
今回の本の面白いところは、その「自然浴生活」ってどんなものなのか?日本や海外でのケーススタディ形式で記事が紹介されています。自然浴生活といっても都市型から郊外型まで場所や人が変われば千差万別。いろんな事例が紹介されています。このスタイルの延長線上にLIXILの商品があるのですが、今回は一切出てきません(笑)。
個人的に興味があったのが「ENGAWA-style」縁側のある暮らしの心地よさを紹介しています。濡れ縁・広縁・内縁などといろんな縁側のスタイルとともに、人の生活が縁側によって自然と繋がっている様子が紹介されています。近年の住宅ではこの縁側の暮らしがどんどんなくなってきているようです。皆無ではなく、一部ハウスメーカーや工務店でも、この縁側を大切にされている提案(商品)もありますが全体的にみて少ないのが現状かと思います。
このうちと外がつながっていた昔の住宅や暮らし方。今、忘れてしまわれそうな暮らし方を振り返っているところに面白さがありました。私も縁側のある暮らしが好きです。
あと和菓子。日本独特のこの和菓子文化にも触れています。文字ばかりの内容にならず、緩急つけながら編集されています。
和菓子にも四季の世界観があり、自然浴と繋がることを紹介したいのだと思いますが、なるほど面白い記事です。
お庭であったり、うちと外の空間もすべてかかわる人がいてこその空間。その空間で過ごす家族の暮らし方や、子供たちの成長についても触れられています。
最近、キャンプが流行ってきていますね。また、グランピングという言葉も流行ってきているように、何も持たずに自然の中で優雅な時間を過ごすというスタイルも始まっています。人が自然とのつながりを欲している証拠なのだと思います。(個人的にグランピングはやりすぎのような気もします。自然の中での苦労も楽しみたいものです)
この本を読んでいると、気づかされるのは自然浴生活は、昔から人間の暮らし方の中にあって、文化的な側面も持ち合わせているということ。その暮らし方が人に心地よさを与え続けてきた暮らし方なんだということです。それも場所、人、暮らし方によってそのスタイルは沢山あるということ、それぞれの人に会った暮らし方も沢山あるということです。
~少し脱線~
例えばの話ですがウッドデッキを取り付けたから、自然浴生活が得られるわけではありません。暮らし方、生き方、価値観などの側面から広く、深く切り込んでいってお庭をプランすることで、それぞれの人にあった自然浴生活が実現できるのだと思います。
CO-DE GREENでもお客様の将来の暮らし方を、それぞれのお客様にあわせて提案しています。デッキが欲しいというお客様にただ言われるがままのデッキをつけるという仕事はしていません。デッキから広がる可能性を検証してプランを作成しています。場合によっては、お客様にとってウッドデッキが適していなければ、ウッドデッキが欲しいというお客様でも施工することはありません。もっと別の何かを提案することもあります。
なので最初のご相談時はいろいろ根掘り葉掘りお聞きすることでしょう(笑)この時はお客様も真剣に、思いめぐらせてこちらに意見を出してください。そうすることでより良いプランが出来上がります。
少々、脱線しましたが、この自然浴生活BOOK、もし興味がおありでしたら弊社にお問い合わせください。なんとこの本、無料。。!! かといって部数に限りがございますので、なくなり次第終了となりますが郵送させていただきます。
ホームページのお問い合わせシートか、以下のメールアドレスでも結構です。お名前と送り先、電話番号をお書き添えの上、ご連絡ください。郵送の対応エリアは全国どこでも。
a-sakai@codegreen.jp まで