2021
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一緒に育てよう寄せ植えリース~コープ協同学苑・花の講習会2020年12月~

このブログは、2020年12月5日に兵庫県にあるコープこうべ協同学苑で開催された「秋冬の草花を使った寄せ植えリース講習会」で作ったリースの育て方を実況する内容になっています。どなたでもご覧ください。

 

植木鉢での寄せ植えでなくて、リースになった寄せ植えの育て方ってどうしたらいいんだろう?と皆さん関心があるかと思います。通常の植木鉢栽培にくらべて、作るのも育てるのも実は難しいのです。せっかく作ったリースだからどうやって育てるかを一緒に出来たら素敵ですよねということで、今年で2回目になります。去年の内容は以下のリンクをご覧ください。

https://codegreen.jp/blog/hanging-wreath-lets-enjoy-growing-coop-kyoudougakuen/

今回作る寄せ植えリースをご紹介します。

花材は全部で5種類です。リースの真上から

①ビオラ×3苗 ②スイートアリッサム×1苗 ③ヘリクリサム  アルギロフィルム×1苗 ④葉ボタン×2苗 ⑤オレアリア  ”リトルスモーキー”×1苗 の計8苗を使って作っていきます。以下は作り方の手順をまとめています。

 

この記事は時系列で毎月15日に更新されだいたい5月までの半年間のブログとなりますので、長くお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

まずリース台ですが、これはホームセンターで手に入るものです。目の細か目の網(切り売りされている)で幅1m×25㎝分を一つのリース台として作成しています。リース台を作るところまでは準備させていただきました。

手順としては、リース台としては形が崩れやすい材質なので、植え付ける前に形を整える作業をしていきます。リース台の外側と内側の縁の形状を新円になるように整えます。そして高さがどちらの円の縁も同じになるように調整していきます。

2枚目の写真ですが、伝えたいのはリース台の断面の形が、きれいなコの字を上に向けたようになっていれば大丈夫です。凹んでいたら土が入りにくいので、できるだけ土が入るように形状を整えてもらえればよいです。

土に麻布を用意します。30㎝×90㎝が一つの大きさになります。この大きさで販売されていることはほぼありません。30㎝の10m分とかで売られていますので、ちょっと入手が難しいと思います。布地で土がこぼれ出なければ何でもいいので、極端な話はの網でもいいかもしれません((笑))。やったことはありません。着なくなったTシャツでもありですね。

これをまず縦に二つ折りにして、リース台に入れ込んでいきます。

次に、外側と内側に写真のように折り曲げて、リース台にまとわせていきます。内側に織り込む布は、材質によってはきっちり留まってくれませんが、後でも大丈夫なのでひとまず写真のように手でおさえていないといけない状態でも問題ありません。

布地のつなぎ目は、重なり合って土がこぼれないようになっていればO.K.です。

今回の培養土は、市販の培養土(価格帯が600円/25L)のものを使っています。そしてベラボンというヤシの繊維を細かく加工した土壌改良材を2割ほど混ぜ込んでいます。さらに、長期間効果が持続するマグァンプK中粒を1L当たり5gの量で混ぜ込んでいます。今回一つのリースに使う土の量は3.5Lになりますので約18gを混ぜ込んでいます。

この培養土をリース台に入れていきます。厚みにして1㎝程度でしょうか。リース台の麻布が浮き上がらない程度で、入れすぎると苗の植え付けに支障が出ますので注意して下さい。

 

余談ですが、培養土の中に写真のような塊が見つかったときは、手でつぶすか取り除いてくださいね。こうしてリース台に土が入れられて植え付け前の準備完了です。

まず、葉ボタンを時計の「7」の位置くらいに植えていきます。この時注意するのは、苗の土の高さとリース台の縁の高さがほぼ一緒になるようにすることです。はみ出していると乾きやすいので苗の生育を阻害してしまいます。

高さが合えば、次の苗(リトルスモーキー)を植え付けます。この時に苗と苗の間、リース台と苗の間には土が入るスペースがあるはずですので、ここにきっちり用土を詰めていきます。

寄せ植えリースは土の量がかなり少ない植え方です。できる限り土の量が多いほうが生育にも良いので、土をいかに隙間なくして詰めるかが、寄せ植えリースの成功のポイントです。

ポット苗は上から見ると丸と思います。〇と〇が隣り合えば、必ず△に近い隙間ができますので、このような隙間は必ず用土を充填してください。この時に突き棒のようなもので詰め込んでいく必要があります。

苗を植え付けたときにリース台と苗との間の土を詰めることが大切なのは、先にも申しましたが全部出来てから詰め込むよりは、植え付けながら詰め込んで、最後に仕上げで隙間なく詰め込むくらいの用心さが必要なのです!それくらい隙間をつくらないことと、できるだけ限られた容積に土を充填させてあげることが、その後の生育に差が出来てしまいます。皆さんしっかり詰めましょう!

 

さて、葉ボタン、リトルスモーキー、もう一回葉ボタンと続きます。ここで、植えこむ苗のポットが縦長のポットに出会ってしまってどうしてもリース台に収まらない時は、写真のようにハサミでバスっと切ってしまいます。

まず、根を切ることは植物にダメージを与えること、その後には回復するのにパワーが必要なことを知っておきましょう。こんな大胆な作業に耐えられる植物の場合にのみ実施します。基本的には苗の根はポット内に充満するほど回っている以外は切ることはタブーです。

ではなぜ切ってしまうのかという理由は、

①リース台に納めなくてはいけない。

②寒い冬にも生育する、寒さに強い植物である。

③移植に強い植物

であることが条件です。

さて、どんどん植え付けていきます。隙間には目を光らせて充填してください。隙間を作ってしまうといけない理由は以下の通りです。

①隙間があると、お水やりした水はその隙間を狙って流れていきやすい、そして流亡しやすい。

②植物の根が張る、養分を獲得するための場所が減る。

③隙間周辺は乾きやすい。などの理由が挙げられます。

写真のように順場に植え付けていきまして、ほぼほぼ最後の苗まで植え付けを終えました。この段階で、もう一度隙間が無いか探っていきましょう。念には念を入れましょう。リース台は針金を結わえて作られていますので、引っ張ってみると伸びます。伸びた分だけ土は入りますので伸びるところは伸ばしましょう。

リース台のワイヤーと麻布のが密着するぐらい土を入れますので、離れているようなところが無いかをチェックします。

いよいよ仕上げ段階。マルチングバークという杉の間伐材の表皮を割いたマルチング資材を土の上に敷き詰めていきます。これは腐りにくい素材で、ささくれた皮が互いに絡み合い、土の流亡を防いでくれるのです。丁寧に敷き詰めていきましょう。

このように敷き詰めていければO.K.です。見た目にもきれいですね。

最後に麻ひもなどの柔らかい自然素材で苗と苗の間をぐるりと紐で撒いて、リースが崩壊しないように結わえていきます。

これで完成です!お疲れさまでした。植え付けた当初は、まだ植物たちが馴染んでいません。

まず最初にすることはお水やりです。十分にお水をしみこませて、植えたばかりの苗の根と土を密着させてあげましょう。ここから約1週間くらいは植え付けた苗たちが根を下ろすまでの安定期間です。冬に向かっていくくらいの日差しや温度であれば、そうダメージありませんが、もし異常なくらい温暖で暖かいひが続きそうな年なら、半日陰くらいの場所でしばらく養生してあげましょう。1週間くらい目安でいいと思います。

その後は、おひさまをガンガン当たる場所においてあげましょう。

壁にかける場合は、リース台の裏側に吊るすための紐をネットの穴を利用して付けます。この時は、リース台の真上1か所にひもを付けると形が崩れてくる原因になるので、左右の2点に力がかかるように紐を固定して吊るしてください。

または、何かに立てかけるようにしてもらっても構いませんよ。

管理場所は、とにかく日当たりの良いところ。そして寒さに強い植物であっても、霜に当たるとお花や葉っぱは傷みます。軒下など霜の当たらない場所がもし近くにあればそこがベストポジションです。

では来年の春までしっかり可愛がってあげてくださいね。次回は12月15日に記事を更新しますね。

<12月15日>

毎月15日の更新と案内してましたが、いきなり遅れてしまいました。

さて皆様、リースのご機嫌はいかがですか?こちらのリースはすこぶる元気です。リースのお水やりはできてますか?水やりのタイミングはリースの重さで判断しましょうと講習会の時にお話ししましたが、他にもヒントが隠されています。まず写真は葉ボタン。葉っぱの弾力(かたさ)で萎れてきたかそうでないかがわかります。パリッとしていればいいですが、少し柔らかくなってきたり、葉っぱの表面の艶が濁った感じでしたら萎れてきている状態です。

ほかにも、ビオラがくたーと花弁がお辞儀していれば萎れかけている状態です。この状態になる手前でお水やりできたらベストですが、まずはこういったサインを覚えましょう。

お水やりは、鉢受け皿のような容器に水を溜めながら与えるのが良いです。上から優しく水をかけて、10分ほど置いておくと給水します。その後、浸しっぱなしにはしないで忘れず容器から取り出すことが大切です。余分は水分は重力に引っ張られるように流れ出ていきます。この水を少し難しい言葉で言えば重力水といい、余分なお水になります。

ではどういったところに飾るのがいいのでしょうか?

まず ①日当たりの良い場所(最低でも半日は日に当たる場所)に置きましょう。本来は一日中陽にあたるところがベストです。日当たりが開花の数を左右しますので。

②できればこの季節、霜が当たらない場所(軒下など)がいいです。寒さに強い植物ばかりなので、枯れることはありませんが、霜を避けることが出来れば開花は進みます。

 

そして壁にかけるときの紐の通し方を説明しますね。講習会の時には詳しくお伝えできていませんでした。写真のように三角形になるように紐を通すと良いです。

紐は何でも構いませんが、ピニール系の紐ではないほうが雰囲気ありますね。この結び方は、リースの形を崩れなくするような結び方です。

下から上、そして下へと順を追って紐を通しています。型崩れの目的ともう一つは壁にかけたときにリースが前のめりにならずに飾れるので是非試してみてください。

壁にかけてもいいし、壁に立てかけてもいいでしょう。とにかく太陽に沢山当ててあげることが、重要なのでまずは日当たりの良いところを探して、飾ってみましょう!

 

では次回は新年1月15日に更新します!それまでの間、大事にそだててあげてくださいね。では!

<1月19日>

皆様大変申し訳ございません。今日は1月19日。予定の更新より4日も遅れてしまいました。毎度毎度締め切りを守らない男です。

さて、寒気が猛威を振るった年末年始でした。リースの様子はいかがですか?まずはこちらのリースの様子をご紹介しましょう。

なかなか順調に咲いております。葉ボタンの葉っぱも最初に比べて増えてきましたし、葉の色も随分はっきりしてきました。この時期のお手入れはとにかく、お水を切らさないことと、花柄、葉柄除去になります。どうやってするのかを見ていきましょう。

スイートアリッサムの葉ガラと花ガラです。アリッサムの花ガラつみは、終わりなく咲き続けているので、ついつい花柄を除去できずにいがちですが、タイミングは花茎の半分以上が終わった段階では遅くても除去してあげましょう。込み合いの原因にもなりますからね。そして、株が大きくなってきたり、隣の草花との間が密になってくると、葉っぱが黄色くなってきますから、これもまた除去してあげましょう。カビの原因になりますので。

 

これは葉ボタンの葉ガラですすでにカビてる。。。。。こうならないうちに除去をお勧めします。

ビオラの花はこうなっていたら、終わってますので除去してください。花茎の根元から取り除くのが正解です。

シルバリーフも、長く垂れ下がっていたら、葉っぱの付け根の位置で切り取ってください。特に、左下にあるオレアリア リトルスモーキーは放っておくと、形が貧弱になるので、今回のリースの場合では、細かく摘芯して枝数を増やしてあげると、リースとしてのまとまりのバランスを崩さないと思います。

 

今のところ肥料などは追肥しなくてもそれほど影響はなさそうですが、温度が上がってきたころからは液肥も与えていきます。今回はこの辺で。。。

 

次回は2月15日の更新です!今度は遅れないようにします!!(あまり自身がありません、、、。)

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