<お客様との出会い>
過去に弊社にてエクステリアとガーデンのリフォームをご依頼いただきました。今回は転居されてご新築。『門周りだけは弊社』にとおっしゃっていただきました。
当初より、門周りはクローズ外構をご希望でした。エクステリアが家の価値をあげることをよくご存知のご夫婦で、しっかりとしたボリュームのある門周りを期待されていました。
プランはオープンスタイルとクローズスタイルの両方を検討しています。道路から玄関までの距離がそれほど余裕がない場合、門塀や門扉がかえって閉塞感を与えたえてしまうことが心配でした。
2つのパターンの中でお客様のご希望はクローズスタイルと言う方向性は変わらなかったので、提案としては、閉塞感を極力和らげるプランを目指しました。
門周りの基本的な構造物はLIXILのプラスG。そこにオーダーメイドの門扉を取り付けています。H2400の大型の門扉は上から下まで縦格子のスッキリしたデザインです。
ステンレス製の門扉は開け閉めの動作でもその重みを感じることができます。まず閉塞感と言う課題に対して縦格子により風通しと光を取り入れるようにしています。
門の内側においても外の光や風、樹木の緑を感じられるように格子を使うことで実現していますが、息苦しさがそれほどなく出来上がったと思います。壁のタイルが明るいグレーであることも功を奏したと言えます。
門の照明にある黒いカバーの中にはLED照明が隠してあり、夜のライティングはイメージーパースのように優しく照らしてくれます。インターホンも表札と兼用で製作しています。
素材は石を多く使い、できる限り重みを出すようにしています。小さいステップだからこそ、良い素材を選ぶことでより印象深く仕上げることができます。色合わせは異素材が混じり合いつつも、まとめることに気をつけています。