芝生のお手入れを解消。お孫さんとも遊べて夫婦で宿根草も楽しめるガーデンリフォーム/神戸市北区

Works芝生のお手入れを解消。お孫さんとも遊べて夫婦で宿根草も楽しめるガーデンリフォーム/神戸市北区

兵庫県神戸市北区 U様邸/ガーデンリフォーム・ウッドデッキ・ストーンテラス

神戸市 北区 U様
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DATA工事概要
施工エリア神戸市北区上津台
工事の種類ガーデンリフォーム
主な工事内容ウッドデッキ/タイルデッキ、テラス、アプローチ、フェンス/目隠し、植栽、日除け
工期約1.5か月
対応エリア神戸市・芦屋市・西宮市・三田市・明石市・三木市ほか 兵庫・大阪(詳しくはこちら)

 お客様の困り事は、お庭全面を芝生にしていたが、手入れが大変になってきたとのこと。また平坦な芝生だけの庭だったので、楽しめる要素がなかったことから、これまではあまり利用が少なかったそうです。今後は家族や年に数回帰ってきてくれる孫とも遊べるような庭にしたいのと、植物が好きな奥様にとっては、樹木だけでなく宿根草を自分で植えて育てたい、また育てやすいガーデンにしたいというご依頼でした。

帰宅してガレージから入ったときのお庭の景色
帰宅してガレージから入ったときのお庭の景色
ウッドデッキからお庭を眺めてゆったりと過ごす
ウッドデッキからお庭を眺めてゆったりと過ごす
夏に重宝する日除け。デッキと同系色でまとめてある(お客様購入)
夏に重宝する日除け。デッキと同系色でまとめてある(お客様購入)
施工前の様子。芝生が一面に。ところどころ植木の植栽が
施工前の様子。芝生が一面に。ところどころ植木の植栽が
奥に見える既存の植木(ジューンベリー)は少し位置を変えて、再び庭のシンボルツリーに
奥に見える既存の植木(ジューンベリー)は少し位置を変えて、再び庭のシンボルツリーに
植栽と日除けの干渉をうまく解消。下枝の少ない樹木を選択
植栽と日除けの干渉をうまく解消。下枝の少ない樹木を選択
アプローチを邪魔する枝が無い樹木を選び、緑をくぐるアプローチに。
アプローチを邪魔する枝が無い樹木を選び、緑をくぐるアプローチに。
玄関から、ガレージへ向かうアプローチの景色
玄関から、ガレージへ向かうアプローチの景色
帰宅してガレージから入ったときのお庭の景色
ウッドデッキからお庭を眺めてゆったりと過ごす
夏に重宝する日除け。デッキと同系色でまとめてある(お客様購入)
施工前の様子。芝生が一面に。ところどころ植木の植栽が
奥に見える既存の植木(ジューンベリー)は少し位置を変えて、再び庭のシンボルツリーに
植栽と日除けの干渉をうまく解消。下枝の少ない樹木を選択
アプローチを邪魔する枝が無い樹木を選び、緑をくぐるアプローチに。
玄関から、ガレージへ向かうアプローチの景色

神戸市北区上津台のガーデンリフォームを深堀りします。

ウッドデッキはウリンを使った円形のオーダーデッキ。デッキを下りたテラス部分はライムストーンといわれる硬質石灰岩の平板を用いた、こちらもサークルテラスです。

 

Request ~ご要望~

お客さまからのご要望は以下の通りです。

①芝生の庭としてこれまで大切にしてきたが、お手入れが大変に思えてきた。これから先、年齢を重ねる上でメンテナンスが不安になってきた。

②今までも植木を植えたり、プランターで花を育てたりそれなりに楽しんできたが、お庭としてデザインされていなかった。デザインとはどういうものかプロに相談したかった。

③年に数回、子供たちも孫を連れて帰ってきてくれ、みんなでバーベキューやプールをして楽しく過ごせるお庭にできたらいいなと思った。

④お庭や家の中が、道路から丸見えなので、いつもカーテンを閉めてしまう。お庭ができて目隠しがあればカーテンも開けっ放しにできるだろうなとイメージが膨らむ。

⑤リビングとお庭をつなぐ窓が一般的ではなく、3分の2がフィックスで開かず、残りがドアのように開閉する。どうやってお庭と家をつなげばいいかわからない。

という内容で、かなり具体的にお困り事や要望がありました。しかし、お庭の在り方、デザインについては明確ではなく、イメージとして好きな画像をたくさん見せていただきました。

Design Highlights ~デザインのこだわり~

今回のデザインを考えた上でのポイントはいくつかありますが、諸条件をまとめると

図面の上側が玄関、下側がガレージという少し一般的とは違った配置関係にあり、ガレージからお庭を通って家の中に入るという条件でした。

全体的に曲線を採用しているのは、見た目のやさしさの表現もありますが、複数の要素をつなぐ上で円や曲線のラインは非常に「受け(繋ぎ方)」が広いと考えてます。接続しやすいといえばわかりやすいかもしれません。

ガレージ側や玄関側からお庭に向かって人は動きます。その流入経路はアプローチとなり、テラス部分へ流れてきます。これを円形の石貼テラスで受け止めています。

アプローチは繋がっていないと駄目なわけでもなく、途中で途切れてしまっても、通る人が行先を瞬間的に理解できれば何も問題がありません。図面でもわかるように、アプローチはストーンテラスにより分断されていますが、繋がりはイメージできるはずです。これには曲線の描き方も大切になってきます。

このようなことを考えながら、今回のプランでは円と曲線が必要であると思い、ウッドデッキも四角形では柔らかさの中に角が立ってしまうので円形にしました。

面白いところは円と円が重なるところが階段として機能を得ているところだと思います。施工的にもコスト的にも上を行くのですが、この点についてはお施主様にも気に入っていただき、採用となりました。

私たちのデザインの目指すところは「機能美」にあります。使い勝手の悪い美しさは採用しない方針にしています。

景色のイメージは以下の通りにまとめられます。

・玄関からテラスへ、テラスからガレージへと歩く動線から見える景色は曲線に沿ってやさしく視線を左右へ移動させてくれます。そのたびに目に映る景色は、植栽された緑と共に移り変わります。横方向へ、また樹木を眺めながら縦方向へと。

・緩やかに曲がるアプローチの両袖には植栽があり、枝葉が重なりあう道で樹木を通して、行く先の景色をみることで奥行き感が生まれます。石畳の曲線の眺めは心も落ち着かせます。

・テラスから眺める視線は、デッキの柔らかいラインとストーンテラスのラインの出す美しいライン。そしてそのラインに沿って植栽も配置され、グリーンベルトを表現し、景色となります。

・テラスから見上げると木陰が見え、日差しが注ぎ込みます。日除けのおかげで夏も強い日差しを和らげてくれ、日よけ自体も意外と景色に色を添えてくれる存在。

・テラスから見下ろすと石貼のサークルが目に移り、植栽が弧を描いて四季折々の花を咲かせてくれます。

・周囲には目隠しのフェンスがあり、外部からの視線をカットしてくれ、プライベートな空間を得ることができました。

 

 

Design Details / Wood Deck ウッドデッキ

ウッドデッキには、家の中と外をつなぐ働きがあります。またデッキの上でくつろぐ時間は外と中の中間領域にあり、ただ屋外にるのとは違う空気感があるのです。

デッキから外の景色、デッキから中へ移動して必要なものを持ってくるというように半分外であり半分中である場所は、獲得して体験した人にしか実はわからないところです。

大きさは今回はお庭も広く、しっかりとれたほうだと思います。庭の面積によってはデッキの大きさが、大きすぎると致命的に使いにくくなる場合もあります。

今回のお客様の要望に対して、ウッドデッキで答えたのは、平坦な庭に高低差、階段(ベンチとしても座れる)、目線を変える、中間領域という点でお庭に新しい魅力を付与できたからであると同時に、何もなかった庭に曲線のラインを描くために必要であったからです。

ウッドデッキにするかタイルデッキにするかという選択もありますが、今回のような円形のデザインの場合はタイルで施工する場合、タイルは適した素材とはいえないところがあります。タイルという素材は、切り口を見せないように施工するのが一般的ですが、そうすると円の外周に使うタイルは100mm角以下の小さなタイルで額縁をとってRラインを形作ります。手間もかかるのですが仕上りの美しさは妥協が必要です。私の場合は、円形にする場合は木か石を選ぶことが多いです。

ウッドデッキにおいてのこだわりポイントはこの階段です。ストーンテラスとウッドデッキの円が重なるところを、しっかりラインとして表現しているところです。階段ですが、考えられた階段の在り方だと思います。こういった段差には、気軽に腰を掛けることができるので、単純に階段を上がるためだけの幅よりは広くデザインしています。

Design Details / Sunshade 日よけ

年々暑くなる夏。もはや日よけは庭になくてはならない存在といえます。日よけをどうやって取り付けるかは、我々も頭を悩ませます。

本件においても同じなのですが、私たちの提案する日よけの取り付け方を紹介します。まず建物に金物を取り付け、反対側については目隠しフェンスの柱に補強を入れた上で日よけ用のポールにしています。

そして高い位置に金具がつくため、取り外しが面倒なので、ロープを使って引っ張り上げる仕組みを作っています。こうしておくと女性の方でも急に風が強くなってきても一人で取り外しできますし、そもそも脚立も必要ありません。是非お勧めの方法です。

Design Details / Stone Terrace ストーンテラス

ストーンテラスに使った石は、私自身も好みの石です。本当によく使う石です。硬質石灰岩と呼ばれる石で、サイズが3種類ありこれらを貼り合わせて模様を作るのですがこの模様が大変好みです。石の濃淡が模様に現れて綺麗ですし、飽きがこない模様と思います。色がベージュ系で明るいのでお庭の印象もパッと明るくなります。

これもまた丸くカットするわけですが、当然ゴミが多く出てしまうわけです。この点については、ごみ問題を考えるとできれば減らしたい気持ちも実はあります。勿論、円形デザインをやめるのではなく、端材をどう活用するかを考えたほうが良いかと思います。

ストーンテラスの使い方は、過ごす人数が多くなった時のバーベキューや、プール、またガーデニングの作業がしやすいというメリットがあります。

実はご要望にあった、「メンテナンスを減らす」という結果にもつながります。庭のメンテナンスを完全になくすことは出来ません。むしろどちらかというと積極的にメンテナンスをして綺麗に保つことをお勧めします。ただ、雑草管理については面積が少なくなるので圧倒的に気にすることが減るはずです。

植栽と構造物のバランスが庭の提案には必ず必要なことであると考えています。

ストーンテラスの角には、既存のジューンベリーを少し位置を変えて移植しました。電気メーターポールがあるため、存在を少しでも和らげていると思います。ウッドデッキからはフォーカルポイントになっているので、この位置の緑は外せない存在です。

Design Details / Approach アプローチ

テラスから玄関へと向かうアプローチは、緩やかな曲線でゆったり歩けるデザインにしています。

アプローチに対して左右に交互に植栽が配置できるこのアプローチはとても気に入ってもらいました。歩くときに邪魔にならないように下枝の少ない樹木を選び、植栽スペースも手入れがしやすい奥行にとどめています。樹木を通して向こう側をみるというのは、まさに画像のような状況で、奥行き感を感じさせますし、写真を撮っても絵になります。ゆるやかにカーブしているアプローチが魅力的に見えるはずです。

このアプローチに使った石も天然石。ベルギーで実際に舗装に使われている石です。少し凸凹しているの、歩きにくいという点は否めませんが、この表情が植栽ととても相性が良いと思っています。

Design Details / Privacy Fence 目隠しフェンス

お庭のプライバシーにおいて目隠しフェンスも需要が高い要素の一つです。

フェンスの高さについてはこの作品ではH1500にしています。道路との高低差が2m近くあるのでこれ以上は必要ないと判断しました。

材質は木樹脂。モクメがしっかりと刻まれたエコモックフェンスMOKUMEを採用しています。板の隙間は10mmにしており、この隙間の寸法については、20mmだと広くて中が見えてしまうので、10mmで見えにくくしつつ、風も通るように配慮しています。このフェンスの隙間って広すぎると少し間が抜けたような印象になり、10mm程度にするとスッキリとした印象を与えます。

天然木という選択もあったのですが、今回は木樹脂を選んでいます。

 

Design Details / Tree Planting 高木植栽

ガーデンになくてはならない植栽は、お客さまも植物に携わるお仕事をされている故、自分で植えることができるものはご自身の手で、というご希望にお応えしました。

高木の選択と植付までをさせていただきました。そんな高木の数々を紹介します。樹木は実際に農園に奥様と出向き、いろいろ相談しながら選びました。そういった記憶も庭の思い出に刻まれることと思います。

まずストーンテラスの隅にはジューンベリー。これは既存で植えられていた樹木をデザインに合わせて少し移植して再びこのお庭の主役としています。

図面中央の2本は濃いグリーン。常緑樹を表します。(薄いグリーンは落葉樹) 開口された正面入り口に対して、目隠しの意味合いで常緑樹を配置しています。樹種はトキワヤマボウシとコバンモチ。どちらの木も今は葉が少ないですが、おおよそ3~5年の内に葉量が増え、しっかりと目隠しの役目を果たしてくれる樹木です。

どちらの木もそこそこに大きくなる木ではありますが、材質は柔らかく、剪定で維持しやすい(芽が吹きやすい)樹種なので採用しました。

図面上部に向かってアプローチ沿いに植栽されている木は、ウッドデッキとアプローチの狭い場所、そして日除けの干渉も考えられることから、下葉が少ない樹種、樹形のものを選択しています。アオダモとイロハモミジです。

アオダモは生長がゆっくり、葉量も少なく邪魔にならない存在です。一方モミジは毎年の剪定は欠かせませんが、下葉がついていない樹形のものを選ぶことによって、目線の枝があまり生えてこず邪魔にならないといえます。しかし毎年剪定は欠かせない樹木であり、剪定次第で横へ枝を伸ばし、アプローチをやさしく覆うようなイメージで選びました。

次にソヨゴ。生長が遅いことから選びましたが、西日を嫌うため、建物の東側に植栽しています。

その奥のコハウチワカエデはイロハモミジの仲間ですが、極めて強い日差しを嫌うので、出来るだけ北側に植えることにしています。

お庭全体を見渡してみて、植栽の配置はそれなりの理由から配置しています。また常緑樹と落葉樹の配分も勿論考えてバランスをとっています。

植物は植えたときが完成では決してありません。思った以上の生長してくれる場合もあったり、逆に徐々に衰退していったりと生長には必ず理由があります。メンテナンスも踏まえて長い付き合いになるのですが、時の経過と共に価値は増し、より良い景色を見せてくれ、住まう人が育てる楽しみを実感してくれたらと願っています。

樹木を選ぶ時に、葉の形には気を付けています。すべてが同じような葉の形をしているよりもいろんな葉形や大きさがあってこそ、庭の緑だと思います。雑木とはいえ、雑木林ほどの本数を植えれるわけではないので、数少ない樹木たちにはそれぞれの個性に目を向けたいと思います。

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神戸市北区上津台をはじめ、兵庫・大阪エリアでお庭と外構のデザイン・施工を行っています。
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