古くなったウッドデッキ、お庭の使い方を見直して丸ごとリフォーム

Works古くなったウッドデッキ、お庭の使い方を見直して丸ごとリフォーム

兵庫県 明石市 大久保町 M様邸

「お客様との出会い」

大学時代の先輩のご家族からの依頼でした。

「ご要望」

①古くなったウッドデッキ、床板を踏み抜きそうになりそろそろ手の入れ時。これまでデッキ部分が広かったが、実際使ってみてなんか使いにくいのだそう。外から見られている感があり、家からの出入り部分だけの階段があり、あとは低くフラットなほうが使いやすいかもしれないとのことでした。

②自転車2台とバイク1台。当初、車以外のスペースを検討していなかったため使いにくかったのでこの置き場所をしっかり決めたいとのこと。

③外周のフェンスが自然の木、何度か塗装をしてきたが、塗りムラもあり色も悪くなってきたのでメンテナンスがいらない素材に変えたいとのこと。

以上が主だったご要望でした。

古くなったフェンスの板材だけを撤去し、アルミ木目調の板塀材を現地で加工してフェンスをリフォーム。これで、長期間ローメンテナンスのフェンスへと変貌しました。

また既存の植木を撤去し、駐輪スペースを門周り横にゾーニングしています。これまで駐輪スペースが決まっていなかったので車の出し入れ、自転車の出し入れにストレスがありましたがこれで機能性を向上することができています。

既存のウッドデッキは撤去し、デッキ部分を縮小しつつ、ガレージとフラットのスペースを増やしています。外から丸見えの状態でデッキの上でテーブルをだすよりは、少し気持ち的にもくつろげる空間になったのではないかと思います。

アプローチとお庭部分とを分けた袖壁は照明器具を備え、エントランス感を高めつつもプライベートなスペースとうまく分けています。またこの袖壁は花台やベンチとしての機能も備え、デザイン的にも機能的にも存在感のあるものになっています。

玄関先が以前はオープンすぎるくらいでしたが、少しの工夫で、圧迫感の無いさりげない隔たり(境目)を作ることができています。今回、植え替えたシンボルツリーはトキワヤマボウシ。掃き出し窓の中はダイニング。家の中から見ると、この木がやさしく目隠しの効果を発揮します。常緑なので冬でも緑があり、唯一の高木は寂しくなりません。また春には花も咲かせて季節を告げてくれます。

以前よりもスッキリと、明るくなったリフォームになりました。

デッキ部分はフローリング調のタイルを使っています。リアルな木目が柔らかな素材感を演出しています。タイルデッキ部分は蹴上の立上り部分に少し工夫を施しています。蹴込を作り、ボーダータイルでさりげないアクセントを添えています。ちょっとしたことですが、あると無いとでは大きな違いを生みます。

お庭部分に備えた花壇は、秋冬の草花を植栽しています。季節ごとに植え替えられるこの花壇は、生活に季節の彩りを添えてくれるはずでしょう。

駐輪スペースには屋根も備えています。三協アルミのマイリッシュ。スッキリとしたフォルムは建物との相性も良いです。

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