お水やりを研究する その2 ~ホースリールガンもいろいろある~

Maintenanceお水やりを研究する その2 ~ホースリールガンもいろいろある~2023/04/12

皆様が手にされる(購入される)ホースリール。種類はたくさんあります。

購入するときに気に掛けることは以下のことが推察されます。

①ホースの長さ

②巻き取りの手軽さ

③手が汚れにくい

④ホースがねじれにくい

⑤コンパクト(収納性、持ち運び性)

⑥おしゃれなデザイン

だいたいこのようなことを踏まえて購入されることが多いと思います。

今回の着目点は散水ノズル(ガン)の違いについて検証します。

なんでかというと、普段水やりに時間をかけていると思いますが、その効率を考えたときに違いがあるかを検討した時には必ず差があるからです。

色々道具を使っていると、水やりの時にすごく差が出てきます。上記の①~⑥は勿論なのですが、

効率=決まった時間でどれだけの水を与えられるか に焦点を絞ります。

 

今回、メーカーを選んだわけでもなく、ホームセンターで手軽に手に入るものを中心に検証してみます。散水用品メーカーではタカギさんが目立ってますが

タカギさんを売りたいわけではありません。

比較に使ったのは、バケツ一杯を満タンにするのにかかった時間を比べています。バケツは8Lバケツ。水量は各家庭いろいろなので、ここではうちの水道を使ったという条件までにとどめておきます。

条件は同じで、単純に満タンにする時間を比べました。

 

まずは比較的安価な散水ノズルです。グリーンライフの「はさめるGノズル」

かかった時間は32秒です。これをベンチマーク(基準)とします。

つづきまして

タカギ サンスイノズル ファイブS

時間は27秒 先ほどよりは早く満タンにできてます。

つづきまして

タカギ タフギアメタルFA

時間は同じく27秒 先ほどのサンスイノズル ファイブSとほぼほぼ同じです。

ガンの大きさに違いがあるものの、水量は変わらないんですね。散水するノズルの穴の数の違い、穴の大きさの違いなんでしょうかね。

 

まだまだ行きます。

タカギ スティックノズル

これはコンパクトリールのためのコンパクトノズル

かかった時間は31秒

明らかに小さいので、出てくる水の量も少ないんですね。

つづきまして プロ御用達のノズルから登場です。

ホースリールに標準装備されているノズルではありません。別途ご購入の必要があるのですが、今回の比較の仲間に入れたいと思います。

ZETTO 散水ノズルGK37コック付

かかった時間は20秒。プロ仕様ながら効率は上がってきました。手元にコックがついているタイプは使いやすいです。

最後に同じくプロ御用達

ZETTO 園芸用ノズルG19A

手元にコックが無いので、蛇口をひねらないといけないので操作が面倒。

しかし効率は一番良かった17秒。

このように、同じ散水ノズル(ガン)でも違いがあることがわかりました。しっかりお水をやるためには、時間もかかりますが、出てる水の量に違いがあるのならば、少しでも性能のいいものを選ぶほうがいいのかと思います。

上手な水やりライフの一助になれば幸いです。

最後に余談。

先ほど使った、タカギ タフギアメタルFAを使って、

最近、売れ筋のコンパクトホースリールで使われている、細いホースリールで時間を計ってみました。

すると27秒→43秒という結果。当たり前なのですが、ホースの太さでも効率は変わります。

 

お庭で使うホースリールはコンパクトに向かわずにしっかりとしたリールを選ぶことがおすすめです。