<3月31日>
先回の更新から3カ月経過しましたが、皆様の寄せ植えは元気に育っていますか?こちらは仕込んでいたチューリップ3球が開花を始めました!ストックがだいぶ花も終盤であまりきれいではありませんが、そのほかの植物は育っています。ガーデンシクラメンはビオラの陰に隠れてしまっています!次回は、もっと前に出してあげましょう。ビオラの生育がよろしいので、春に近づくにつれ株の大きさが大きくなり、シクラメンを隠してしまいました。
チューリップは、皆様それぞれ選んでもらったので、開花期にずれがあるかもしれません、今からだいたい遅くてっも4月下旬には咲きますので、今咲いてなくても心配なされないよう!チューリップは3月下旬から咲く早生に始まり4月下旬まで中生、晩生と開花期が品種により違ってきます。
今回を持ちまして、このブログはクローズさせていただきます。いかがでしたか?上手に育てられましたでしょうか?もしよろしければ、皆様の寄せ植えの写真を撮影していただき、以下のメールアドレスまで送っていただけないでしょうか?
もしくは、今回の栽培の中で最後まで、疑問が残ったことなどはなかったでしょうか?もし疑問、質問などもよろしければ教えてください!今後の参考にできたらとてもうれしいです。
メールの送信先は、 a-sakai@codegreen.jp になります!
長らくのお付き合いありがとうございました!
<12月29日>
皆様、こんにちは!植え付けから2か月以上が経過しましたが、みなさんの寄せ植えの生育はいかがですか?日当たりの良い場所で管理されていれば元気に花を咲かせているのではないでしょうか。
こちらの様子は画像のとおりです。。12月の年末、仕事が忙しすぎてほとんど手入れをしておりませんでしたが、寄せ植えはモリモリ育っています。花柄積みができてなくて、枯れた花が見られてます。ちゃんとお手入れしましょうね!
さてこの状態からどうお手入れしたかを書きます。
白いお花のスィートアリッサムは、ゆっくりですが咲き進んで、溢れんばかりに垂れ下がってきています。ビオラは、次々に花を咲かせています。この中では一番生育旺盛。株がこんもり育っています。他のお花を覆ってしまいそうです。
シクラメンは、次々に花芽を上げて咲かせていますが、私の寄せ植えはしばらく花柄積みをしていなかったので、枯れた花弁が傷んで葉っぱに絡みついていたり、込み合った場所ではカビが発生していました。。
シクラメンの花弁は、花が終わりかけると色を茶色く変えていきます。
見栄えが良くないのですぐに取り除いてあげてほしいですね。
シクラメンの花弁や、花茎は枯れ始めると水分が多いままシナーっと萎れてしまい、ほかの花弁や葉っぱにくっついてしまいます。最悪の場合はカビが発生して他の器官も痛めてしまうので、できるだけ速やかに取り除いて処分しましょう。
ビオラが大きく生育して、ほかの植物を覆い隠すようになっていたら、これもまた速やかに風通しを良くしてあげるために、摘芯(花茎を切除する)してあげなければなりません。写真の場合はビオラがシクラメンの居場所を占領してきてます。ビオラのほうが摘芯には耐えるので、ビオラの花茎を切除していきます。
ストックは、上へ上へと咲き進んでいく植物です。すると下のほうの花は終わっていくので、写真のように枯れていきます。この場合も、枯れた花だけを丁寧に切除していきます。この時、手で引きちぎるのではなくて花弁を丁寧にハサミで切り取ってい切除してください。
また下葉が込み合っていたら、黄色くなった葉を中心に取り除いてください。この場合もハサミを使って丁寧に取り除きます。ストックは、花も葉っぱも茎も以外に弱く、すぐに折れてしまうので、刃物をつかって切除することが大事です。余分な葉を取り除くことで、風通しがよくなり環境改善になります。
植物は込み合い始めると、込み合った部分の日当たりや風通しが悪くなり、組織が弱くなります。このため、病気や害虫の被害にあいやすく、生育を衰えさせてしまう結果になります。風という刺激は、植物の組織を丈夫に育てるうえで大切な要素です。隙間をあたえて、空気の流れを作ってあげることは大切な管理作業になります。
そして垂れ下がったアリッサム。綺麗なので花をとるのは気が引けますよね。でも、切ることで次の花を咲かせる刺激にもなるので、ぐっとこらえて花をとってしまいましょう。この時は、花が咲き進んで垂れ下がったものを中心に切除していきます。この時にポイントは、次の新しい芽のすぐ上で切ると、次の花が咲き始めるのに時間を要しません。花芽らしきものがついていれば、それを残すように切り詰めてあげれば次の花はすぐに上がってきます。
しかし、しっかり切り詰めてしまうと、次の花が上がってくるのには1カ月程度を要してしまうので、切除するときには次の芽の出方をみて切る位置を決めるといいと思います。
さてどうでしょうか。少しすっきしりしたと思いませんか?摘芯すると花が一時はすくなくなりますが、すぐに脇芽がでてきて、また花を咲かせますので、億劫にならずに摘芯の作業は大切なのでどんどん行いましょう。。そして、10日一回くらいの液肥の追肥はできるだけ継続してあたえていくことがたいせつです。
今年の更新はこれで最後になります。次回は、チューリップの球根の芽が出始めるころにでも更新します。。気長―にお待ちください!それでは皆様良いお年をお迎えください。
<12月9日>
皆様、こんにちは!大変ご無沙汰しております。寄せ植えの様子はいかがですか?寄せ植えをしてから1か月が過ぎた頃です。そろそろ定期的は液肥の追肥を与えましょう。そうすることで、お花が長く楽しめます。
お勧めする液肥は、「ハイポネックス液肥」市販のもので、ホームセンターに行けばほぼ100%置いてある肥料です。これを500倍に薄めてお水やりと同じ要領で与えましょう。液肥は1L/回で作ります。1Lの水に2mLの液肥原液を混ぜれば500倍希釈の液肥になります。よく混ぜてからお水やりのように与えてください。目安として1Lは与えましょう。これを10日に1回程度の間隔で継続的に与えてください。
今日のこちらの寄せ植えの様子です。どれも元気に育っています。ストックは寒い時期は花が長持ちしますので、ほんとに長く楽しめます。脇目も出てきて花を咲かせているものもあれば、蕾のままじっとしているものもあります。全部が一気には咲きません。たくさん花芽ができても一番花が一番きれいに咲いてくれます。
花がら摘み、皆様はしっかりできていますか?花ガラを摘まないと、長期間綺麗に咲かせることはできませんので、日々頑張りましょう!
皆様こんにちは!植え付けてから3週間ほどたちますが、お花たちは元気に育っていますか?
こちらの様子をお知らせします。すこぶる元気に育っています。気温が下がってくる頃にはお花の色はビビットになります。色が鮮やかになりこの時期のお花がとてもきれいに見えます。お見逃しのないように!とくに朝の様子はとてもきれいですよ。
ストックが上へ上へと咲き進んでいますね。その下に控えている脇芽に注目していますか?ストックは上へ咲き進んでいく一方、下のお花が終わっていきます。
そうすると、見栄えが少し悪くなってきてしまいます。でもそんなときでもきっちりお花ガラは積むようにして下さい。花柄を取り除かないと、葉っぱについて腐ってくることも考えられますので、きっちりお掃除してあげましょう。
お花が咲き進めば、今度は寄せ植え全体のバランスも悪くなってきます。その時は摘芯(ピンチ)して整えますが、この作業はしばらく先になりますが、またお知らせします。
お花が溢れるように咲いてくれると、こちらとしてもうれしく思いますよね。生き生きと育つその姿をみて、自分も生き生きしてくるのがわかると思います。これこそが園芸の醍醐味であるのです。
アリッサムが生き生きしています。溢れるように咲いてくれてます。一方、伸びすぎて他の植物に寄りかかってしまうことがあります。この時は切除して調整していきます。
これからは温度が下がってきますので、生育が緩慢になってきます。でもお花は長く楽しめるはずなので、たくさん眺めてあげてください。そして、また撫でてあげてください。
これは冗談ではなくて、植物は触れられることによって組織は強くなり、根もしっかりと張ります。ほんとですよ。風に吹かれるような屋外の環境と、暖かく守られたビニールハウスで育った植物との間には、確実に丈夫さという違いが生まれています。
それではまた次回、、お会いしましょう!
<11月17日>
寄せ植えしてから2週間がたちましたが、皆様の寄せ植えの様子はいかがでしょうか?お花が咲き続いてますか?中には終わったお花が残ってませんか?今回は、花ガラ摘みについてお話しします。
お花が終わったところと、これから咲くお花、違いがわかりますか?次の花弁が見えてるものは摘み取ってはいけません。最初の写真のように花が終わったあとは、玉のようにぷっくり膨らんでいます。この花は花茎から取り除きます。シクラメンの場合は花柄積みが少し特殊なので紹介します。
プチっと取れます。少しコツがいるので何度か失敗するかもしれませんが、何度かやっていくうちに、正しい感触がわかってくると思います。綺麗に取れると、取れた後の咲きが少しすぼんでいる形をしています。シクラメンの花柄積みはこうして行います。
もしすんなり引き離せないときは、強引に引っ張らずに、シクラメンの株全体の根元を反対の手で押さえながら(株ごとぬけてしまわないように)花ガラ摘みをしましょう。
次はストックです。ストックは、花の先のほうにどんどんつぼみができて、咲き上がるように開花が進みます。すると、下のほうのお花が次々と終わっていくのですが、写真のように、色が茶色くなってしぼんでいきます。この花柄を上手に取り除きましょう。
今回は、この2つの花のお手入れを紹介しました。次回くらいから肥料のことをお話ししたいと思います。それではまた次回!
画像のように、先の細いハサミ(芽切り鋏)で花と茎との付け根で切除します。手で引っ張るのではなくてハサミを使いましょう。
花がら摘みは大切な作業です。花ガラを放置しておくと、結果的に次の花が咲きにくくなります。種を結ぶお花であれば株のエネルギーは種を結ぶほうへ移行してしまいますので次の花が咲きにくくなります。種を結ばなくても、花柄を放置することで病気などの原因にもなりますので、花ガラつみは大切な作業になります。
このブログは、2019年11月2日に、大阪府のライオンズマンション守口で開催された寄せ植え教室に関するブログです。できた寄せ植えを今後どのように育てていけばいいかを、参加者の方と共有するために作りました。月1回ペースくらいで更新していきます。この寄せ植えのお花が終わるころ(だいたい5月中頃)まで気長―に楽しんでください!
ご質問はメールアドレスか、このホームページにあるお問い合わせシートからでもお気軽に!
第一回目はお水の上げ方から。
シャワーで優しく株元に上げてください。高い位置からお花に、バシャーとかけるのはやめましょう。水ははじかれて外にこぼれます。しっかりとお水を土にしみこませる気持ちで上げてください。
ポイント① 乾いてからたっぷり与える。
⇒ 水を与え続ける=ずーっと湿っている状態では、植物の根は育ちません。
乾き始めたら、すぐにあげないで意地悪な目でちょっとじらしてみましょう。でも枯れるまでじらしてはいけませんよ!葉っぱが少ししんなりと柔らかくなってきたころにたっぷり上げるといいです。あまりいじめ過ぎると葉っぱが黄色くなってきますので、その時はもう少し早いタイミングをつかんでください。
あと教室でもお話しした「鉢の重さ」がポイントです。しおれ始めたときに植木鉢を持ち上げてみましょう。その時の重さは水を与える重さです!
おおよそですが、今回の植木鉢には≒2Lの水がとどまります。たっぷり上げるときは、2L+2Lくらいの心意気で与えてください。最初に2Lから1時間ほどあけて次の2Lを与えるとしっかりしみこみます。2Lを与えるときは、しみこむのを見届けながらゆっくり与えてくださいね。一気に行くと、水と一緒に土が溢れます。
あとは乾くまでは絶対に与えないことです!
ではまた次回!
<11月10日>
一週間が経ちましがた皆様、寄せ植えはどんな感じでしょうか?お水やりは十分にできていますか?今回の更新内容は、お水やりのタイミングを一緒に考えてみたいと思います。
上から注ぐのですが、シャワーだと萎れた植物を倒してしまうのと、鉢の外にはみ出す水の量も多いので、水さしのようにあたえるといいです。苗と苗の間を狙って鉢をぐるぐる回しながら満遍なく与えます。
写真のように、鉢底から水が出てきますが、出てきたからと言って充分に与えたと思わずにいましょう。プラスチックの鉢は特にですが、鉢に沿って水が流れ落ちることがあり、中心部には水が染み込んでいなこともあります。
私は4Lのうちの半分を一度に与えて、数分経ってから残りを注ぎます。そうすることで、中心部まで水分が行き渡ります。
灌水したあとで、余分な水は鉢底から流れ落ちます。そのうち、植木鉢の中に残った水がどれくらいかを測るために、もう一度秤に載せました。秤は5.4kgを指しています。余分な水分が流れ落ちてから測りましたので、実際、
植木鉢に留まっている水分量が分かります。差は1.2kgということは、1.2Lの水分が与えられたことになります。1.2kgとどまるためには、それ以上のお水が必要になりますね。今回4Lを与えましたが、そこまで必要なかったかもしれません。2L程度を一度に与えるといいかなと感覚的には思いました。1Lを与えて、数分経ってからもう1L与えられるといい感じのお水やりになりそうですよ。
1時間程度経った後の写真ですが、お花がシャキッとしてますね!
お水やりの量、なんとなくわかりましたか?与える量はわかったと思います。
一方、お水やりの間隔は、乾いたら与えるが鉄則です。萎れさすことがただしいわけではありません。萎れを繰り返しすぎると、だんだん衰えていきます。葉っぱが黄色くなってきたら要注意です。萎れる手前で与えるといいと思いますよ。そうすると根はさらに水を求めて伸び始めて、しっかり育って、たくさんお花を咲かせます。
今回 検証した重さについては、今回だけの重さです。植物が育てば重さも変わりますので覚えておきましょう。たっぷりお水を与えたときの植木鉢の重さと、萎れ始める時の鉢の重さを覚えておくと、お水やりのタイミングはわかると思います。