8月19日に吹田市の花と緑の情報センター(はなみど)にて講習会を開催させていただきました。。内容は「美・食・育 豊かに彩るキッチンガーデンメソッド」と題しまして野菜の観賞的価値を再発掘したキッチンガーデンをテーマにしています。
お花がきれいなお庭は勿論素敵ですが、食べれる素材が溢れ、かつ食生活に取り入れることが出来たらもっとお庭が暮らしに近づくと思いませんか。
冒頭に、キッチンガーデンについてどれくらいの方がご存知か聞いてみました。意外でしたが9割のかたが知らないとの事。
ではどうしてこの講習会に参加されたかを聞いてみると、面白そうだからという答えが大半でした。私自身もう十数年前に興味を持った側としては驚きでした。という言うことはこんなに楽しいお庭のやり方があるのに、まだ知らない人がたくさんいるのかとかなりやる気が出てきました。
キッチンガーデンの歴史は古く紀元前にまでさかのぼるようです。以降ローマ帝国の発展と共に沢山の野菜やハーブの種が流通し、野菜やハーブがより身近なものへとなっていきます。
ローマ帝国崩壊後も、修道院では野菜やハーブがひっそりと育てられていました。修道院の中庭の空間をできるだけ有効に使うためにキッチンガーデンのデザインは整形式なものが多かったようです。
王侯貴族の庭でも整形式キッチンガーデンが見られるようになりましたが、この流れの中でフランスではポタジェと呼ばれる庭が誕生します。野菜やハーブ、果樹やお花をおしゃれに植えたお庭をこう呼ぶようになります。このポタジェが一般市民の庭にも少しずつ浸透していくことになりました。
講習会の題名もキッチンガーデンというよりはポタジェと書いたほうが良かったかもしれませんが、名前の印象から、より興味を持ってもらえそうなほうを選びました。
野菜をハーブやお花と植えるといっても、実は簡単なことではありません。
家庭菜園においても野菜作りにはいろいろルールといいますか、知っておかないといけないことがあります。
講習会において、楽しい、興味をそそる内容だけで本質に触れずに終わってしまうと結局何もできないので、必要ない知識についてもできる限り盛り込んだ内容にしています。でも1時間30分ですべてを伝えきれるものでもなく、要点の整理が結構難しかったですが、資料はわかりやすいものができたと思います。
まずは連作障害を理解する必要があります。画像はパワーポイントで説明をしている様子です。講習会の内容をかいつまんでみていきます。詳細はこんなちょっとではないですが紹介しきれないのでかいつまんで、、、。
連作障害がなぜ起こるのかを説明しています。キッチンガーデンって何だろうと興味をもたれてお越しいただいた方には少し難しい内容だったかもしれませんが、言葉をわかりやすく置き換えたりしながら面白おかしく説明できたのではないかと思います。
ケーススタディとしてある空間のプランを実際に一緒に作っていきます。
ただデザインの例を見るだけ、説明を受けるだけではなくプランのできる過程を理解しながら組み立てていくとより理解が深まると思います。
いろんなデザインがありますが、コードグリーン流のキッチンガーデンデザインはRラインの美しいガーデンデザインになっています。
江坂、千里エリアは戸建て住宅だけでなくマンションも多いので、バルコニーで楽しめるキッチンガーデンとしても楽しむポイントについて講習会では触れました。
今年初めて講習会に参加するようになって今回が2回目になります。年4回「お庭やベランダでのお困りごと解決セミナー」としてスタートし、1回目は雑草との付き合い方、2回目がキッチンガーデン。3回目は秋冬時期の園芸作業での問題解決内容にしたいと思います。
お困りごと解決と一言で言っても、人によって様々ですので、実はこのテーマにおいては毎回内容に悩まされています。秋冬の時期に多くの人が苦労するテーマについて問題解決してあげたいと思います。もうすぐテーマの締め切りも近づいてきています。
次回は11月11日(土曜日)開催になります。吹田市の広報か、花と緑の情報センターからの告知等で案内させていただきますのでよろしければご参加ください。
もしよければこんな内容で苦労しているとか、また知りたい事、やってみたい事こちらまでお問い合わせください!次回講習会にて問題解決いたします!
ご連絡は以下まで a-sakai@codegreen.jp
また今回の講習会(美・食・育 豊かに彩るキッチンガーデンメソッド)の資料(11ページほど)ですが無料で御配り致します。ご希望の方は住所、氏名、年齢を明記の上、上記メールアドレスまでご一報ください!