門柱のデザインの中に鉄を取り入れた例をご紹介します。鉄は、錆びるイメージから外回りの材料としては敬遠されがち!?かもしれません。しかし、鉄には鉄の良さがあります。
①丈夫である。②線の細いシルエットを表現できる。③重厚感がある(塗装による)
近年、アルミが素材としては軽く、加工もしやすいことからエクステリアの素材としては主役の座にあります。アルミにはアルミの良さがあるのは当然ですが、今回は鉄に着目しました。
CO-DE GREENは金属加工も得意としています。今回は得意を生かして他ではあまり見られない門柱を作りました。
今回の門柱のデザインにアイアンの笠木を取り入れました。シルエットのキレイな重厚感のある建物と調和した門柱にしたかったわけです。
画像は、笠木の足になる部分を加工している様子です。鉄は丈夫が故に加工にはそれ相応の加工機械が必要になります。笠木に足をつけて門柱から少し浮かせることで、笠木の薄い素材感と浮いた笠木のデザインを実現します。
そして出来上がった笠木です。これに塗装を施していきます。通常、簡単に済ませるならさび止め塗装の後、ペンキを塗ります。しかしその塗装方法では質感が安っぽくなり耐久力もあまりないので、コードグリーンでは、粉体焼付塗装を採用しています。他にもウレタン焼付塗装等がよくもちいられますが、耐久性・仕上がりの質感では粉体焼付塗装がお勧めです。粉体塗装は溶液塗装よりもコストアップしていまします。しかしそのコストアップ以上の耐久力が得られます。他にもいくつか優位性がありますが専門的になりますので今回は割愛します。
これは粉体を材料につけているところです。粉体焼付塗装は、溶液の塗装と違って色粉を回収できるところにメリットがあります。環境にも優しい塗装と注目されています。粉体を素材にまとわせて、次は焼き付け工程に入っていきますが工場での撮影ができませんでしたのでここまで。