2020
1/04

一緒に育てよう!コープ協同学苑ハンギングリース講習会

<1月4日>

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

約1カ月が経過しましたが、リースの様子はいかがですか?日当たりが良い場所で管理ができていればお花は順調に咲いてきていると思います。葉ボタンも植え付け当初よりは、葉っぱの枚数が増えて、プリっと育っているのではないでしょうか?

写真をご覧ください。モリモリと育ってきています。リースなのですが、中心部の穴の部分が見えなくなるほどに生長していますね。ちょっと込み合ってきているので、こういう時は花がら摘みだけでなくて、ピンチ(摘芯)作業をしながら、株間の風通しを良くしてあげる必要があります。

 

順調かどうかが良くわかるのがスィートアリッサム。この植物の葉っぱの色が黄色っぽくなっていたり茎の様子で、次のことがわかる場合があります。

①乾かしすぎていないか? ➔ 乾きすぎると下のほうの葉っぱを中心に肥料不足になり、黄色く変色していくことがあります。

②混みあいすぎていないか? ➔ 日が当たらないところは、葉っぱの機能が果たせず緑色が薄くなったり、落ちたりします。

③株元がぐらぐらして抜け落ちる茎がないか? ➔ 過湿気味になると根の調子が悪くなり、茎の育ちも衰えて、結果抜け落ちたり枯れたり、ぐらぐらしたりします。

まずアリッサムからお手入れしていきましょう。お花が咲き進んでいったアリッサムは、デろーんと垂れ下がっています。込み合っているとお花の部分しか見えないのでモリモリ咲いているように見えますが、株元を探ってみると、一本が長ーくなっているのがわかります。

この場合は、このまま咲き続けさせるよりは、一旦切り戻して、脇芽を増やしてあげるほうがいいです。

写真のように、次の花芽が出ている位置で、切り戻してあげると次の花が素早くあがってくるので、花の寂しい期間が少なくて済みます。これよりももっと強く切り詰めると、次の花があがるまでには時間がかかってしまいます。1カ月ほどかかる場合もありますので、冬場の生育が遅い時期は強く切り詰めないようにしてください。

ただし、隣の株と絡み合ったり、覆いかぶさってしまっている場合は、根元から切り詰めて、スッキリさせる必要があります。

さて、次はビオラ。写真のように花が萎れているものは、花茎の根元からハサミで切り取ります。切り取らずに放っておくと、次の画像のように種を結び始めます。丸く膨らんでいるところが種の部分。この状態は栄養を種のほうへ取られてしまうので、次の花が咲きにくくなります。除去することで、花を咲かせるほうへ力を回してあげます。

ビオラですが、ほかの植物に比べてこんもり育ってきやすいので、たまに茎ごと取り除いて、隙間を作ってあげるのも必要です。

すこし余談。

ビオラのお花がこのような変な形になってませんか?これって何だろう、せっかくのお花がおかしなことになってることがあれば、それはダンゴムシかワラジムシの仕業です。花を食べてしまっているのです。彼らは夜から明け方にかけて動き回っていますので、昼間は見られません。株の根元や近くの石の裏に隠れて昼間を過ごしています。

花弁や葉っぱにきらっとテカるような粘液っぽいのがついていたら、これはナメクジです。ナメクジも花弁を食べますが、この場合は通った跡が残りますのでよくわかります。

ダンゴムシ、ワラジムシも冬場は休眠しているのですが、冬が暖かいと、こんな真冬でも食べているみたいです。

わかりやすいので、リースを変えて写真を用意してみました。お手入れ前とお手入れ後の2枚の写真です。中央部のリング空洞部がスッキリしたので、よりリースの形がはっきりしました。

冬場は生育はまだゆっくりなのですが、春先からはこの作業をこまめにしないと、リースは傷みやすいので事前に覚えておきましょう。

最後にうれしいお知らせがありました。

参加者のA.M様からメールと写真が届きました。いまの様子を送ってくださったのです。とてもきれいに咲いていますし、アイアンのかわいらしいスタンドに飾っていただいてました。これだけでとってもおしゃれに見えますね。

どうも有難うございました。

もしよければご覧になられた方も、写真など送っていただけると皆さんに紹介したいと思います。

a-sakai@codegreen.jp(メール送付先)

 

<12月9日>です。

皆様、リースは元気に育っていますか?萎れさせてしまってはいませんか?鉢受け皿を使って、しっかりお水を上げることを忘れないようにしましょう。

今日は、お水やりのタイミングについてお話します。写真を見てください。リースの重さを計っています。

一枚目はメモリの数値は「2400g」を指しています。もう一枚は「3600g」です。これは萎れる手前の重さと、お水やりをした後の重さのです。この数値の差は1200g。ということは1.2Lのお水が加わったことになります。一回のお水やりの量の目安になればと思います。上から注ぐ水やりでは、1.2Lを与えても、すべてが吸収されることはありません。大部分が流れ落ちることになります。なので、鉢受け皿を使ったほうがしっかりと効率よくお水やりができることになります。

こちらのリースは元気に咲いています。できるだけおひさまの当たるところに置きましょうね。もう、壁に吊るしても大丈夫なくらい、根は張っていると思います。クリスマスはもうすぐですね。素敵なクリスマスがやってきますよう。

<11月28日>

皆様、こんにちは!植え付けてから12日ほどたちました。そろそろ、根が張り始めています。生育の様子はいかがですか?

もうやってしまってるかもしれませんが、そろそろリースを立ててみましょう。最初はお花(ビオラ)の顔がこっちを向いていませんが、立ててから間もなく、顔が起き上がってきて、正面を向いてくれます。リースやハンギングタイプの寄せ植えをしたときには、この姿がなんともかわいらしく感じてしまいます。

リースをもう一つ作りました。ビオラを主体にしてお花をより多く植えたリースになります。

もし壁に掛けたい衝動にかられた場合は、リースの裏側の左右に位置する場所にひもをかけて吊るしてください。ひもは何でもいいですが、少し太めのものが良いでしょう。

リースのてっぺんに括り付けて吊ると、一点で支えることになり、リースの丸型が変形しやすいので気を付けましょう。

そして、立ててしまうと、頂点付近からお水は切れやすくなるので気を付けてください。下のほうは元気なのに上のお花が萎れてしまうなんてこともあります。重力でお水は下に下がるので、そうなります。

お皿を使っての水やり、実践してください。ジョーロでのお水やりは最初はよくても、育ってくると水不足になりやすいので、失敗することがありますよ。しっかり下からしみ込ませるお水やりがポイントです。

それではまた次回!

<11月19日>

さて肥料のやり方についておはなしします。

リースは土の量が少ない割に植物の数が多く入っています。根が張り始めるとお水も切れやすいのですが、肥料分も不足しがちになります。継続的にお花を咲かせてあげたいときには、追肥の作業が必ず必要になります。

使う肥料は液体肥料を使います。リースの場合、効果的な与え方は液体を吸わせる方法になりますから液肥である必要があります。

 

 

まず肥料について少しお話しします。

使う肥料は液体肥料の中でも代表的なハイポネックス液肥。ホームセンターで手軽に手に入ります。最近はミヤゾンが宣伝してますね。ハイポネックス液肥の肥料成分はお花が良く咲くように配合されています。

植物の3大栄養素とは、窒素-リン酸―カリウムです。肥料にはN:P:Kという表示が必ずあります。これが窒素:リン酸:カリの割合を表します。

そしてそれぞれの肥料成分が植物のどの器官に有効に作用するのかですが

窒素(N)は葉っぱ

リン酸(P)は花や実

カリウム(K)は根

に主に作用します。ということはリン酸(P)が多いものを選ぶと、花を楽しむ植物にはよさそうなことがわかりますね。

ハイポネックスの成分はN-P-Kが6%-10%-5%ということでバッチリ合った肥料ということになります。

この肥料ですが、だいたい1週間から10日に一回のペースで施肥します。濃度は500倍から1000倍の表示になっていますので、それをしっかり守って下さい。

今回は500倍に希釈して与えます。多すぎるようだと調整しますが、調整がしやすいのが液肥の良いところです。

鉢受け皿に希釈液を作りますが、一回の量は1Lとしてください。

500倍の希釈では1Lで2mL(CC)の原液を入れます。計量スプーンなどを使うと図りやすいですが、ハイポネックスのボトルの蓋を使ってもだいたいの量をはかることができます。

 

鉢受け皿に1Lの水をいれて、そこへ2mLの量のハイポネックスの原液をいれてよく混ぜます。しっかり混ぜてください。

そしてリースをお皿の中にざぶんと着けてください。しばらく放置しておくと、全部リースが吸い取ってくれますのでこれで施肥の完了です。

追肥はとても大切な作業になりますので、1週間に1回であれば曜日をきめておくとよいでしょう。私は月曜日に与えることにしています。

それではまた次回!

<11月17日>

講習会から一日が経ちました。皆様、お水やりは完璧ですか!?講習会で紹介したお水やり方法です。植木鉢の鉢皿が使いやすいので購入をお勧めします。

サイズは12号鉢受け皿。今回のリースにぴったりの大きさです。お値段はホームセンターで400円程度で購入できますよ。鉢受け皿でなくてもいいのですが、これからお水やりや施肥を行う上で、ピッタリのサイズでそれほど場所にも困らないもののほうがお勧めです。

お皿に水を張ってください。水の量は適当で構いません。リースがザブんと漬かるくらいの量なので、鉢皿の高さの半分以上は必要でしょう。

そしてリースをザブんと着けて、10分~20分ほど放置します。その後取り出して、床に置きます。そうすると重力の力で余分な水は排出されます。余分な水分が排出されると同時に土の中では、空気の場所もできます。水につけっぱなしでは、根腐れして枯れてしまいますので、時間を守って必ず鉢皿からは取り出してください。水だけ取り出して鉢皿に入れておくのもあまりお勧めしません。余剰水が溜まるようでは同じことになるからです。

鉢皿からリースを取り出すと、ズッシリと重さを感じることでしょう。この重さを覚えておきましょう。

 

少し、土のことを勉強しましょう。

土には固体の部分、液体の溜まる部分、気体の溜まる部分があります。これを固相(こそう)、液相(えきそう)、気相(きそう)といいます。

 

それぞれの相の割合を「三相分布」という言葉で表します。図(参考:クボタ営農ナビより)のとおり、固相(40~50%)、液相(25~30%)、気相(25~30%)が理想的な割合になります。

土の中にはお水やりをした水が蓄えられる液相があり、根も呼吸するため気相にある酸素を取り込むということを知っておきましょう。根腐れさせないお水やりができるようになるには知っておきたい情報です。

気相が少なすぎると根腐れがおこり、結果的に水を吸えなくなって枯れます。水やりをした後でしっかりと余剰水を排出させ、気相に酸素が蓄えられるようにします。

次回はまた1週間後位にアップします!それではまた!

 

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