四季折々の植栽。感性を育むガーデンアプローチ~お庭のようなアプローチ~

Works四季折々の植栽。感性を育むガーデンアプローチ~お庭のようなアプローチ~

兵庫県 三木市緑ヶ丘 H様邸

『お客様との出会い』

ホームページをご覧になられて、お越しくださいました。新築から数年。アプローチとお庭がまだ手つかずでこれから検討したいということでプランニングと施工ができる業者を探していたそうです。

ご要望は

①アプローチをつくってほしい。

②リビング側にお庭があるが、目隠しをしてほしい。

③子供たちが遊べるお庭をプランしてほしい。というご依頼が主な内容でした。

 

アプローチを計画するにあたって最低限のお客様の希望をヒアリングさせていただき、その後、2つのプランをご提案しました。一つは、直線ラインでデザインしたもの、そして二つ目は円を用いた物です。どちらも四季折々の草花や樹木を取り入れることができるプランにしていましたが、決定的に違うのは、「遊び心」。円のデザインは、柔和な印象で、まるで公園のようにな広くて自由で、それでいて動線計画を考慮した内容です。お施主様も円のプランを大変気に入っていただき、惚れ込んでいただいたプランでした。

サークル部分の仕様した石は、ジャワ石のピンコロです。厚みが一つ一つ違うのでごく一般的なピンコロ石よりは施工も手間がかかります。それだけに仕上がりはそれだけの価値を生みます。また色も石独特のムラがあり表情が有ります。一つの中心から広がる円によりデザインしていますので、アプローチは美しく形を作り、見た目にまとまっています。

目地に使う砂利もお洒落なものを選択しています。お子様が裸足で歩かれているのを見かけたので、角が立たない丸みを帯びたものにしています。

まだ植栽にボリュームはありませんが、春には、ハナミズキが春を告げ、下からモリモリと育ってきた宿根草や多年草が春から夏にかけて花を咲かせます。ゲラニウム、アガパンサス、エキナセア、アキレア、バーベナ、アジサイ、セアノサス等。他にもギボウシ等もあり春から退屈しない植栽計画になっています。奥様は植物をあまり育てられないとのことで不安もありましたが、こちらがしっかりフォローしていきたいと思います。

お庭スペースはこれまでは、隣地の既存ブロック塀が1mの高さしかなく、向かいの駐車場からの目線が気になる空間でした。

今回目隠しのフェンスを施工しました。隣地の既存ブロック塀も生かして、H1800の高さまで目隠しができたのでこれからは人目を気にせずにお庭で遊ぶことができます。限られたお庭の活用をお客様と相談して、出来るだけ広く使えるようにプランしています。子供たちにとってプール等、遊べる場所にしたいというご希望から、肌にやさしい素材を検討しました。天然芝も候補でしたが、育児、仕事等の生活スタイルと、天然芝のメンテナンスの内容を理解した上で、人工芝を選択しました。最近の人工芝は見た目にリアルになり、クッション性や肌触り等の質も兼ね備えていますので、本物ではありませんが利点はあります。人工芝の施工方法はいくつかありますが、下地の施工は耐久力と排水性を兼ね備えて、コンクリートを打設しています。天然芝は耐久年数7~8年とされています。もう一度人工芝の張替でももちろんいいですし、タイルや石への張替も検討できる下地にしています。ライフスタイルが変わる頃には、おしゃれなタイルテラスへのリフォームもいいですね。

お庭の人工芝から、アプローチへのつながりも自然に馴染んでいます。これまでは開放的過ぎで、お子様が飛び出していってしまわないか不安だったそうです。門扉も検討しましたが、唐突に門扉があっても違和感があるので、アプローチを直線にせずに迂回するような計画にして工夫しています。木々の間を歩いてお庭にいるようなエクステリアができました。

全ての施工事例 お庭の施工事例 エクステリアの施工事例 その他の施工事例