マイナス要因をデザインでカバーする新築モダンエクステリア

Worksマイナス要因をデザインでカバーする新築モダンエクステリア

兵庫県 西脇市 T様邸

コンセプト

『マイナス要因をデザインでカバーするモダンエクステリア』

新築のエクステリアプランです。プランにあたって、ネックとなった井戸の存在。マイナス要因とはこの井戸の事です。お施主様の要望は

①井戸を活かしてプランしてほしい。

②高齢者にやさしいプランにしてほしい。

③建物とマッチしたデザインにしてほしい。

④玄関先に屋根がほしい

⑤季節感を感じれる緑を入れてほしい。等でした。

玄関の前の道は狭かったため、壁を境界から立ち上げずに、建物際まで控えて全面道路とのゆとりを確保しています。その分、階段が表にでてくるので見栄えのよい階段をデザインすることが今回のポイントになっています。手すりは、アルミ製のオリジナルのものです。階段から始まり、道路側の塀の上にも配置してつながりを出しています。

屋根は、ステンレス製のオーダー品。建物の軒が浅く、雨に濡れるのを防ぎたいというご依頼があり、提案しました。柱の落ちてくる位置が制限されていたので既製品を使うことはできません。このエクステリアプランに併せて特別に製作したものです。前面を格子にして玄関の前に目隠しを設けています。

またご高齢のこともあり植栽の手間については軽減したいというご要望もありましたので、必要なところに見栄えがよくなるように配置計画しています。種類もそれほど難しいものは提案せずに丈夫なものを選びました。

 

階段回りを印象的にみせるため、蹴上を少し張り出しています。この浮いた感じが階段周りの見栄えをグッと引き上げてくれます。

プラン上ネックになっていた井戸ですが、スロープの途中をR形にとって井戸を迂回するようなアプローチに。これにより、井戸があったことで逆に面白いプランになりました。

井戸周辺においてあるゴロ石は、お施主様が川から集めてきていたものを色を選別して並べています。

 

スロープ降りた側の様子。ガレージから玄関まではスロープになっているので、将来的にも段差が気になることが無くなっています。そして道路側にあたるこの場所にも少し大きめの門塀を設置して、敷地の角を明確にし建物と敷地を大きく見せるようにしています。

 

道路側の門塀にあるアイアン素材は、手すりがそのまま突き抜けて、壁に沿って塀のアクセントとしています。このような既製品はほとんどありませんので、お客様ごとにデザインして作っています。

 

ガレージ側(道路側)の様子、外観右側は将来別の計画があるとのことでフリースペースで残しています。

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