Works ― 施工事例

大阪府 高槻市 T様邸

使えてなかったお庭を大胆リフォーム~家庭菜園をもっと楽しくする庭~

今回のご依頼は、今まで使うに使えてなかった空間、どうしたら活用できますかというご依頼でした。和室前の空間になりますが、現在の和室の活用頻度も少なく、家の中からのアクセスはほとんどないため、完全な外部空間のみの利用という現状。

玄関向かって左側のこのお庭を一新させるプランをご提案しました。これまでも少し野菜を作ったり、植木鉢の花を置いたりしていたそうですが、これを機会にちゃんと菜園、ハーブなどにチャレンジしたいということでしたので、家庭菜園をもっと楽しく取り組めるようなお庭というのが今回のコンセプトになりました。

キッチンガーデンという言葉やポタジェという言葉に代表されるように、野菜やハーブを綺麗に植えて楽しむためのお庭をご提案しました。コードグリーン流としては全体的なデザインはまるでお庭のように、使う素材もこだわった石材を用いています。メンテナンス作業を考えた動線計画もしっかりと考慮しています。

 

植栽前の様子です。完工は1月でしたので、植栽には不向き。植栽基盤までを完成させてしばらくお休みしています。大きく3つtのエリアに分かれているのですが、当初の計画では野菜コーナー、ハーブと草花コーナー、ブルーベリーコーナーと3つにエリアを分けています。

コードグリーンのこだわりとして、植栽基盤である用土にも徹底しています。野菜のコーナーは牛糞堆肥と黒土を通常の草花の配合に加えています。草花、ハーブコーナーは透水性、保水性、保肥性ともバランスのとれた配合。ブルーベリーコーナーにはピートモスを主体として、酸性を強めた配合にしてます。すべてを工場で均一に撹拌したものを客土していますので品質も優れていて、植物の生育に向いたものにしています。

夏野菜の植え付けは5月ゴールデンウイーク頃から始まります。今回はお施主様に植え付け作業をレクチャーさせていただきました。まずは、畝を作り苗を植え付けていきます。スペースが極限られているので作れる野菜も少数であるのですが、夏野菜といえばトマト、ナス、キュウリ、あとはお施主様の好きなズッキーニ。ナス科(トマト、ナス)とウリ科(キュウリ、ズッキーニ)に分けて植えています。

菜園で注意が必要なのは、連作障害を回避する輪作。連作障害とは、同種の科の野菜を同じ場所で繰り返し栽培するとうまく育たないという現象を言います。土中の病害虫や微量要素の過不足により起こります。これを回避するためにはいくつかの方法がありますが、今回のような小空間においては、抵抗性品種(接ぎ木苗、耐病性苗)や有機物による十分な土壌改良、それに加えてボカシ肥料の活用により連作障害を抑える工夫が必要になります。


植え付け当初はまだまだ寂しい様子ですね。ミント等のハーブ類は放任しておくと繁茂し、他の生育に干渉してきます。次回の植え替えも考えて別の植木鉢に植えたものを土に植える方法で根茎、匍匐茎の広がりを制限するようにしています。

トマトも、ナスも株元は比較的スペースが空いてきます。そんな場所にハーブや草花を混植してみても面白いです。野菜が大きくなった時に日陰になりやすいので、適度に植え替えや補植も必要ですが、限られたスペースで数多くの植物が楽しめる方法として紹介します。

ちょっとした工夫ですが、キュウリやトマトに使う支柱。。これを一般的な緑の支柱(イボ竹)とは違う「バラ用」のものにしてみました。黒の支柱で先端に装飾があるものが市販されてましたので、お施主様にプレゼントしました。楽しむための要素を少しでも取り入れるため、あれやこれや考えるのも楽しいものです。

夏に差し掛かる頃には随分大きくなってお庭らしくなってきました。収穫も始まっています。

ブルーベリーやキュウリ、ズッキーニはいち早く実をつけ始めました。これからが楽しみです。

実際、トマトもキュウリもたくさんとれたとお施主様からも連絡がありました。次は葉物野菜もチャレンジですね。葉物野菜はもっとお庭を美しく見せることができる野菜たちです。葉の形やテクスチャーを生かしてリーフガーデンとして楽しむこともできますよ。

今回のシーズンでは野菜はごく少スペースで栽培する計画でしたが、もう少し広げてみてもいいかもしれません。お庭としての骨格(アプローチ、栽培エリア)ができていればハーブや宿根草は植え替えができます。毎年いろいろ試してみて自分なりのキッチンガーデン(ポタジェ)ができるともっと家庭菜園は楽しくなってきます。

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