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2019
4/23

石積み教室に参加してきました。~お庭やエクステリアの素材を学ぶ~

2019年4月20~21日。いよいよこの日がやってきました。

愛知県にある「おしゃ楽」さんの主催する石積教室が開催されます。おしゃ楽さんは主に海外からの石材を輸入・販売されている会社で、私も大変お世話になっています。おしゃ楽さんは、石積の景色を日本の住宅地に広めるためにこのような教室を企画されてもう17回目とか。

仕事をお休みしてまで参加したこの教室で石積の方法をレクチャーいただくことはもちろん、石積というものをもっと理解するために参加しました。

2日間びっしり時間を使って学びました。2日だけで石積ができることはないと思っていましたが、何とか積めちゃうんじゃない?とか甘い考えがなかったわけではありません((笑))

 朝一番に新神戸から新幹線で向かうこと3時間弱。さて結果はどうだったでしょうか。

 

お昼ご飯を済ませてから会場入り。愛知県常滑市にあるおしゃ楽さんの倉庫にて青空教室がスタートしました。運動会などで活躍する仮設テントの下で机が並んで、ここでみんなで座学からスタートしました。例年、雨がよく降るみたいですが今年はピーカンの晴れ!すごく気持ちいい空気を吸いながら、石積の方法を教えていただきました。大人になるにつれて学ぶということには意外と貪欲になってきます。若い時は勉強が嫌いだったのに(苦笑)今回は女性も1名参加されてました。大部分は職人さんですが、私を含め4名ほどがデザイナーの方だったように聞いてます。

まずは道具の使い方から始まります。石を積むには道具が必要。私もこの度道具を新しく購入しました。いわゆるハンマーと石の形を変えるために斫るのみのようなものを使うのですがそれぞれの名前と使い方を教えていただきました。

「ちょう張り」と呼ばれる基準になる糸を張って、積み上げていくための基準が見えるようにします。それから根石と呼ばれる一番下層の石を並べていきます。この時に完成のイメージを持ちつつ、根石に適した石を据えていきます。まだ積み上げていないので、いまいちよくわかりませんが、先生の手がごっついのに見とれてしまいます。

鏡石と呼ばれる、大き目のアクセントになる石の存在の重要性を教えてもらいながら、その周辺の石の配置の仕方を教えてもらいます。この時に道具を使って加工を施しながら、石がぐらつかないように配置していくのですが、加工はできるだけしないでできることが重要だそうです。加工をしだすと体力も時間も使い、下手すると無駄ばかりを生み出すことにつながるからです。どこにどんな石を配置して、どの石が一番適しているかを選びだすことができれば石積ができるのでしょうが、そんなことが簡単にできるはずもないですよね。

今回は空積みという方法で積み上げます。石積の裏込めに使うモルタルを使わずに、土などで突き固める方法になります。教室なのでばらせるほうがいいのですが、ぐらつかないようにするにはしっかり安定させることになり、ごまかせないのです。

石積教室は、野面積み(のづらづみ)と小端積み(こばづみ)の2つの手法のどちらかを選んで受講するのですが、一般的に野面のほうが難易度が高く、小端のほうが積みやすいといわれています。。なので私は当たり前のように「小端積み」を選びました。私の教材石はこのカナディアン・グレイ・バサルト・ウォーリングというおしゃ楽さんの商品を使うことになります。

割と荒々しい表情をしてまして、グレイの色合いが渋みのある大変魅力的な石材です。

野面積みのかたは木曽石を使っています。

まず与えられる課題は、石積を描くこと。用紙の上に石積を自分の手でで描いていきます。私が描いた石積がこれです。先生にもほめてもらいました。綺麗な石積で、理想だよって言ってもらいました。浮かれている私がこの後悲壮感漂う顔に変わっていくとは知るよしもなく!?

実技をするフィールドを与えてもらいます。横幅1500㎜のこの場所が私の担当する場所。さあ積み出す!のですが根石を並べたところで一日目終了。全然スムーズ進みません。写真を見ただけだと10分くらいでもできそう!?と思うかもしれませんが1時間30分くらいかかってます。全然できないもんです。一日目の講習はこれで終了!

積めたのか積めなかったのか全くわからないまま終わってしまいました。

一日目の反省会という名のよくある飲み会があり、皆さん和気あいあいと楽しいお酒を飲みました。いろいろな意見交換があるわけですが、参加者の皆さんとゆっくりお話をするいい機会で、いろいろな話を聞きました。先生の積んだ事例を教えてもらったり、北海道からの参加者の方からは本州とは違う北海道ならではの工事の仕方など興味が尽きない話題で、あっという間に時間が過ぎてお開きとなりました。

 

さて2日目!開始!昨晩の飲み会は2次会まで行ったそうですが、私は片付けないといけない仕事が残ってたので早々にホテルに戻りました。もうちょっと飲んでたかったのですが。。。。

この写真は昼休み前の様子です。朝から昼までかけて2段しか積めてません!!気持ちばかり焦り、でもピッタリおさまらないので四苦八苦しながら石を持ち替えてはウロウロ。あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。何やってんだろうと不毛な時間を過ごしています。かっちりハマらないから加工しだすと、腕が痛くなり、汗も増えしんどいばっかり。積み上げていくときに次ぎはこんな石が欲しいと思うところまではイメージできるのですが、実際そんな石があるわけがない!パズルのように合わないピースを、運んでばかりに労力を使っていたように思います。先生の話では、まずハマる石の具体的なイメージが、この場所から離れたとしても具体的なイメージやスケール感があるそうです。また合わなかったら次の一手もその次の一手もイメージはあるそうでその中で積み上げるみたいなので、もう職人の域です。当たり前か。石積はブロックではありません。

そして夕方までかかって積み上げたのがこちら。最後の1~2段は、タイムアップ寸前でおりゃー!っと乗せただけの段で段数稼ぎです(笑)

見たら明らかですね。最後の2段は適当さがよくわかります。

終わってみての感想は、石積は面白いということ、しかし苦しさしかなかったという事実((笑))、体中が痛い、最後まで行けなかったので達成感がなく不完全燃焼、でも難解が故、価値がある、職人さんはすごい、プランにもっと取り入れたい、石積というジャンルを少しでも深く感じることができた、砕石とかでも石積ができるのかやってみたくなった((笑))

など沢山の収穫がありました。

こんな会に参加できたことを光栄に思いますし、参加してよかったと本当に思います。

そう思えたのも受け入れから準備、飲み会の手配、宿泊先の手配、授業中の手助けなどおしゃ楽さんのスタッフの方のサポートがあってこそですし、熱心に教えてくださった先生がたのご支援があったからこそと思います。

本当にありがとうございました。そして、石積に少しでも興味が出たかたにはぜひ参加してほしい、お勧めの教室です。年に2回開催されるそうですので、おしゃ楽さんのホームページをチェックしてみてください。

https://www.osharaku.com/

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