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2018
7/07

森林大学校での授業がスタートしました

7月28日より兵庫県立森林大学校にて造園学実習の授業を担当させて頂いてます。森林大学校は兵庫県宍粟市にあり、昨年開校したばっかりの新しい学校です。

このお話を頂いたのは、私の母校「淡路景観園芸学校」の先生からでした。私は個人宅のお庭や外構の設計施工の仕事をしているので得意分野として紹介してくださったのだと思います。

造園学実習と聞くとなんとなくのイメージでは「日本庭園」をつくるのかなと思われるかもしれません。しかし今回は現代のお庭に目を向けて授業を進めています。前半に造園学の授業では歴史にも触れ、自然公園など環境保全をテーマにしたお庭についても勉強をしています。(私の担当ではありません)今回の実習ではもっと身近なお庭をテーマに、実際にプランする授業になります。カリキュラムや、物理的な問題で庭を実際に造る授業ではないのですが、依頼社の要望をくみ取り、自分らしい提案で一つの空間をイメージして図面にする、さらにそれを「相手に伝わる」ようにプレゼンテーションするといのが授業の趣旨です。

「相手に伝わる」という部分がミソです。これは図面がきれいとか絵がきれいといったこととはまた別の事です。絵がきれい図面がきれいより以前に、プランしたものが依頼者の心に響くものかどうかということになります。

これの上に、図面やイメージ図の美しさや表現が加わってさらに感動できるプランになるのだと、私自身日頃から精進しています。

 

 

授業の前半に、現地視察ということで2箇所のお庭を実際にまわりました。一つは私の仕事場の前のモデルガーデン。もう一つは過去に施工させていただいたお客様のお庭を見学しました。

この見学では、まずお庭の空間に触れる事。また素材に触れる事です。実際のお庭に立ってみて、お庭にある沢山の素材を見て、触れて、そしてスケール感を感じてもらいたくて現地視察を行いました。

学生たちには、まずこのお庭で気になるところをスケッチしてもらいました。お庭の中でどこが興味深くかんじているのかを知りたかったのもありますし、スケッチすることで対象物を観察することになり、納まり等を理解してもらうためでもあります。また綺麗な絵を描いてくださいとは言わず、手早く相手に伝わるスケッチを書けるかどうかというところもポイントになってきます。

やはり、絵の得意不得意が出てましたが、絵を前にして他の学生に自分の思いを伝えることとしては皆さんできていたと思います。難しいなーというのはわかってもらえたと思います。次はもっと上手に出来るようになるはずです。

2つ目の視察は、施工させていただいたお客様の家にお邪魔して、学生に見てもらいました。お施主様には大変感謝しています。二つ返事で快諾いただきました。実際に造ったお庭ということで学生たちにとっても、より現実的な例になったと思います。

14名の学生が1つのお庭でウロウロしていると、他の人の目には不思議に映ったと思います。

学生たちにはフリーハンドでこのお庭の図面を書いてもらいました。線の引き方を大切にしてお庭のデザインや高低差などを丁寧に表現してもらいます。そしてメジャーを使って実際の寸法を図面に書き込んでもらいました。

この作業もまたお庭でのスケール感を養ってもらうことと、納まりを線で的確に表現できるようになってもらうことが目的です。この1回の視察では十分ではないですが、次からの平面図作成には役に立つ時間だったと思います。

どの学生も熱心に取り組んでくれました。面白かったという声も聞かせてくれました。当日は朝から雨模様、大変心配でしたが途中から雨がやんで何とか実習を終えることができたのは日頃からの行いによるものでしょうか(笑 )

次回の授業からプランニングをしてもらいます。

林業を学ぶ学校で造園?と思われるかもしれませんが、この授業で「樹木医補」の資格を得ることが出来るのだそうです。なので樹木の事についても触れないといけませんね。

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