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2016
3/27

お庭・外構のお手入れ~白華(はっか)を取り除く~

今回は、お庭と外構のお手入れの中でほぼ必ず向き合うことになる白華(エフロレッセンス)の除去について触れてみたいと思います。白華とは何なのか?住宅でいうと、玄関ポーチのタイル目地からでてくる白い粉のようなものの事です。私たちは、工事完了後のお引き渡し時に、お手入れについて説明していますが、この白華については必ず触れます。

経験上、説明したけど実際実行されている方は少ないように感じます。言葉で説明すると簡単なのですが、お客様にとって「白華」がどのようなもので、どんな除去方法なのかをイメージ出来ていないことが多いです。そんなわけで、実際の除去方法をブログで書いてみました。

そもそも白華とは何なのかということですが

「セメント中の可溶成分を溶解した溶液が、セメント硬化中に内部の空隙を通って表面に移動し、空気中の炭酸ガスと反応して表面に付着した白色の物質」というように定義されています。

この白いものとは炭酸カルシムといわれています。これは欠陥や異常ではなく、通常起こりうる現象でありますので、日々のお手入れが必須になってくるわけです。条件によって出やすい出にくいということもあります。特に冬場の低温期には発生しやすい現象です。暖かくなるにつれて消えていく場合もあります。他に、水の動き(湿度)があるような場合も発生しやすいといえます。

さて、この白華の除去方法ですが、

①比較的わずかな場合は、ブラシでこすり取って水で流す。

②上記の処置でも、乾くとまた出現するような場合は弱酸性の洗剤(サンポール等)を薄めて酸の力で分解、除去する。この場合は、バケツで水により希釈して、雑巾を使って白華を拭き取るように除去する。他にも専用の白華除去剤(クエン酸)を使うのも良い。

③結晶化し塊になっている場合は、ドライバー等で削り取った上で上記の処置をする。

という方法があります。

まず、実際の処置の様子は以下を参考にしてください。今回は、専用のクエン酸白華除去剤を用います。

「準備物」 白華除去剤 アクトル(市販のものです。後ほど紹介します。) バケツ、雑巾、スポンジたわし、ビニール手袋

画像のようなタイル貼りの白華を取っていきます。近くに植栽がある場合は、ホームセンターで売られているビニール養生材(マスカー)を使って、直接または、土の中に除去剤が入らないようにしてください。また周囲に樹脂製のもの(例えば、照明器具、インターホン等)がある場合は同様に薬剤が付着しないように養生してください。劣化や故障に繋がります。

まずスポンジたわしに除去剤を付けて、白華をなぞると、泡が出てきます。一瞬のため写真では残せていませんが、明らかに反応している様子がわかります。付着させてから、数分放置してからゴシゴシと磨いていきます。

目地部分はいくらでも泡が出現するので取れたかどうかがわかりにくいのですが、写真のようなタイルの表面に垂れてきたような白華は、除去ができると泡が出なくなりますのでわかります。

洗浄後は、水できれいに流しきるか、花壇周り等水を流したくない場合は濡れ雑巾でしっかり拭き取ってください。乾燥した後に、除去出来ていない部分は再び白くなりますので、再度同じ手順で除去していきます。

このようにすっかりきれいになりました。先に書きました通り、気温が低い冬場になると出てきて、気温の上昇とともに知らないうちに消えていく場合もあります。この場合はあまり気にならないかもしれませんが、階段の段鼻等は、長期間放置しておくと結晶が塊になり、取れにくくなりますので早めの除去がお勧めです。

白華除去剤で有名なのが、「アクトル」 楽天などでも販売していますので簡単に手に入ります。最初は1Lサイズのモノをおすすめします。このアクトルは、除去後の白華の出現が抑えられる効果もあるようです。是非お試しください。

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